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クワイエット・プレイス 破られた沈黙 (2020)

A QUIET PLACE PART II

監督
ジョン・クラシンスキー
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  • みたログ 725

3.70 / 評価:593件

家族の結束により続編の壁は打ち破った

  • ta7******** さん
  • 2021年6月20日 19時43分
  • 閲覧数 443
  • 役立ち度 14
    • 総合評価
    • ★★★★★

嗚呼、久々の米メジャー・スタジオ作品。画面の精緻な美しさ、クレーンを駆使した丁寧な撮影、見事な音響設計、この1年のB級洋画や邦画のブレブレ劣悪画面に辟易していた身にしみじみと染み入ります。低予算ホラーながら冴えた新機軸を打ち出し大ヒットを成しえたエミリー夫妻。オスカー女優サンドラ・ブロックによる音でなく見る事で襲われる完全同一趣旨の「バード・ボックス」まで登場させたくらい。当然にスタジオが放っておくはずもなく、続編に乗り気薄の夫妻を説得し続編劣化の定説を跳ね返す技をここに示した。

 前作では恐怖のモンスターを殆ど見せず見えない恐怖を煽りに煽ったが、本作ではまあ冒頭から盛大にのその正体を惜しげもなく出しまくり。「ヴェノム」と蜘蛛をあわせたような姿に、「ジュラシック・パーク」の恐竜レベルの声を与え、興奮すると頭が開き「遊星からの物体X」を思い起こさせる。しかも前作で夫と次男も亡くし、モンスターの弱点まで明らかな時点でどう展開させるか。

 しかし聡明な夫婦は奇をてらわず真正面から対峙させ、その原動力はあくまでも家族の結束。男手不足な点だけは隣人設定のキリアン・マーフィを投入。米国の田舎でイギリス出身の男女優が活躍の妙。はさておき、ここでは長男・長女が大活躍を魅せ、お気に入り・エミリーの女手一つの活躍が少々尻つぼみなのは否めない。「ハニーボーイ」で圧巻の演技を見せつけたノア・ジュープと「ワンダーストラック」で実際でも聴覚障害のミリセント・シモンズの二人が作品を牽引する。話のベクトルは補聴器のノイズ音が何故かモンスターを弱体化させる事を使って、島にあるラジオ局からそれを盛大に流そうと目論む。

 ただ、薬と食料を漁るのは当然だが、何より本作で必要なのは靴でしょ。町のストアーでも死者の靴でも、一切言及がないのが不可思議。港の奴らの行動も理解不能。隔離された楽園のような島も、たった二人の新参者のボートにてモンスターも連れてきたわけで、二人への非難の間もなくジャイモン・フンスーのようにあっさり殺されてしまうのも脚本の練り不足でしょうね。無論PART3は当然あるでしょうね、サンドラ・ブロックと共演で聴覚も視覚もダメって設定で。

詳細評価

物語
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映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
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