まだまだ、恋せよアルモドバル !
- mnk***** さん
- 2021年2月27日 10時12分
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いつもアルモドバル監督作品は主人公に彼の願望を己の姿の如く反映して来た。
主人公が女性であってもアルモドバルが主人公と化して身悶えしているよう。
それはまるでドラッグクイーンが口パクしているような感じ。
主人公にアルモドバルが乗り写っている。
ウディ・アレン作品の主人公男優が皆ウディのようなジェスチャー演技をするので、それは分かりやすい。
本作はアルモドバルの終活のはじまり。
もしくは告白。
これからの希望。
アルモドバルのキングだったアントニオ・バンデラスがアルモドバルを演じるのは、それもやはり今までの彼の願望と変わりない。
全てがアルモドバルの世界でしかない。
衣装、色彩、採光や絵画など、いつもの美意識は楽しめるが、アッサリしているので主人公に感情移入しないと佳作止まり。
老いても、これから。
恋せよアルモドバル!
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