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ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ
2020年10月2日公開

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ

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5.0

監督の映像がまじでいらない

ムヒカさんという素晴らしい人を題材にされたこと、 日本に対しての気持ちを伝えて下さっていたとても素晴らしい映画だと思います。 でも 監 督 の 映 像 が ま じ で い ら な い。 監督が噛んだとことか、言葉勉強してるところも 監督のファンではない私にとっては不要。 インタビュー中の謎カメラワークでも映る必要なかったし。 最初は監督の語りとかも後で何かあるのか…?と思っていたのに 全然いらない監督の自分語りでした。 菊のエピソードも監督の誕生日の話とかいらないので、 ウルグアイの渡った日本人の花農家のエピソードをもっと見せてほしかったですし。 この監督の自分語り(しかもヘタだから安藤サクラさんのナレーションだけでよかった)が嫌いすぎて 『この監督、ムヒカから貰った帽子メルカリで売っちゃいそうなタイプだな~』と考える時間があったりとその点は不満です。 ムヒカさんのスピーチを取り上げ、そこから掘り下げてインタビューをされていたこと、 生い立ちや、知らなかった逮捕や奥様の話、 そして、日本に来日して様々な土地を見て感じたことが映されているのはとても興味深かったです。 だからこそいらない演出が気になりました。 【監督の自分語り以外でいらないと感じたところ】---------------------------------- ●やらせっぽい映像、作られた映像が気になった。 ⇒日本に来日したあたりから意図的に作られたであろう映像が多かった。 背景に映り込んでる人とかがエキストラっぽく、『このタイミングでここにこんな人いるかな…?』というのが 目についたり、無駄に綺麗に撮ったエスカレーターとかスーツの社会人とかはいりません。 あと、ラストシーンのムヒカさんの映像もわざわざ必要あったかな…。 『はい、遠くから歩いてきてこれ言ってください~』なんて指示したの?自然体で充分魅力のある人なのに。 ●ウケ狙いみたいな大学生の質疑応答が不快。 ⇒なんであれ使ったの? 相対的にムヒカさんの人格の素晴らしさやコメントが出たことについては良かったのですが、 講義を受けたうえであの質問を本人にできちゃう怖さには不快感がありました。(ある意味ヤラセであってほしい。) あのシーンは恐らく劇場中の人が『そういうとこがモテねーんだろ』ツッコんだと思います。 ---------------------------------- ムヒカさんの語る場面については文句の付けようがありません。 30時間も掛かる遠い国でご本人や周りの方にインタビューをしたり、 周りの方の貴重なお話が聴けたりと貴重な映像がたくさんありました。 特に『本当の貧しさとは…』というお話が心に残りました。 人間は何のために産まれてきたのか。 自分で意思を持って産まれてきたわけではないけれど、 産まれたからにはどう考え、どう選択してどう生きるのか。 どうしたら本当の豊かさを皆が手に入れるのかを考え、 実際に自分を犠牲にしても行動を起こしている人。 ラストの方の『種を撒いている』ことの考え方も素晴らしく、心に残る話だった。 あと、遠く離れた島国・日本のことを知っていたくらい物凄く読書家なことも驚いた。 日本に来日されたときに感じた『今の日本』についてのお話も とても興味深く、確かにと感じる言葉が多かったです。 映画のポスター等で使われているあの優しい笑顔のおじさんからは 想像のできないくらい壮絶な人生を送られてきたムヒカさん。(奥様も若い頃から美人なのに凄かった。) 彼の素晴らしい考え方や人生をわかりやすく映画にしていて 少しでも彼の考え方を見習って人生を送りたいと思えた作品でした。 (監督の自分語り部分は息子の歩世くんだけに観せて楽しめばいいのになと思ったところ以外は満足なので、 パッケージ化される際には削ってムヒカさんの映像を増やしてほしいです。)

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