ペトルーニャに祝福を
GOSPOD POSTOI, IMETO I' E PETRUNIJA/GOD EXISTS, HER NAME IS PETRUNYA
あらすじ・解説
32歳のペトルーニャは、美人でもなく太めの体型で恋人もいない。大学で学んだことを仕事に生かせず、ポリシーに反して面接を受けるがセクハラされた上に不採用になる。その帰り道で彼女は、司祭が川に投げた十字架を手にした者に幸運が訪れるという、男性のみが参加する地元の伝統儀式に出くわす。
シネマトゥデイ(外部リンク)
本編配信
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予告編・動画
作品レビュー(12件)
- arl********
4.0点
ペトルーニャがなかなか不屈だったところがいい。いろいろな諷刺が入っていて面白い。 北マケドニアの話で、大学で歴史を学んだという彼女に警官が「歴史で好きなのはアレクサンドロス大王か」と訊くシーンが面白かった。答えもふるっていた。
- MOON
3.0点
私が観た感想を書くのもなんなんですが、ぬくぬくと生きてきた私には遠い国のお話に思えてしまった。 ごめんなさいです。 頑張って生きている女性には辛すぎる現実ですね。 でも最後がなんか可愛くて、急に身近に感じて、ほっとしました。
- cha********
3.0点
ネタバレ男尊女卑
このレビューにはネタバレが含まれています。 - sou********
4.0点
ネタバレ考察を促す問題提起が興味深い。
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mai********
5.0点
寒中十字架取りゲーム。 ゲームじゃないか。由緒正しきイベント事か。 きっと大方、その昔に司祭様が川を渡っているときに十字架を川に落とし それを誰か庶民が探して見つけたんだろう。 それによって司祭様に感謝され、多くの謝礼を受け取ったんじゃないかな。 謝礼と言っても金銭という事ではなく、生活に必要な家畜や食物とかそういう事。 それが起源で、いつの間にか過去の出来事が忘れられて 神事としてだけ伝わった…そんなところなんでしょう。 だから男女に関係なく十字架を取っても良いはず。 それが神事としてずっと伝えられていく中で 支配階級というか村を運営する指導者たちが男ばかりだったから 「男の祭り」として定着させていっただけの事なんだろう。 そうやって特権意識に酔っていった男たちの意識の中に ペトルーニャが飛び込んでみせたものだから敵意丸出し。 愚かしい男どもの、意味のない特権意識への危機感がこうも愚かな行動をさせるのかというのをこれでもかと見せつけられる。 ペトルーニャに暴言や敵意、殺意を見せる男たちの意識こそが保守思想。 保守的な人たちが、自分の特権を守ろうとしてああいう愚かしい姿をさらけ出す。 ペトルーニャはただ幸せが欲しいだけ。 仕事がしたい、恋人がほしいという誰もが思う事を ただ思っているだけなのに敵意を向ける男たち。 幸せになりたいと思う事はいけない事なんだろうか? 神を象徴する十字架は誰ともなく平等に照らしてくれるのでは? 彼女が手にした十字架は幸せの象徴ではないのだろうか? 男と女を分断するための象徴なのだろうか? 彼女の行為が生んだ狂騒曲は、大人のペトルーニャが幸せを見つける事で丸く収まっていくのだから、如何に男が餓鬼なのかだけがさらけ出されて終わる。 この特権意識に対する強烈な風刺は面白いとしか言いようがない。 こんなアホラシイ特権はドンドン無くしていくべきものだろうと思います。 2021年12月4日シネマテークたかさきで鑑賞
スタッフ・キャスト
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