細かすぎて伝わらない銃社会への警笛
- fbd***** さん
- 2021年1月10日 20時31分
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その後結婚した、ブラックスワン主演女優と振付師夫妻 × Sia楽曲提供という布陣に期待値を高めながらも「レディー・ガガやマドンナになれなかったナタリー・ポートマン」というご意見に同意するクライマックスで、初観は不完全燃焼でした。
しかし、セレステの少女時代と娘役が敢えて二役なことと、冒頭の銃乱射事件後のエンドロール / 姉妹~家族関係を修復しハッピーエンドのようで、最後に暗闇無音で逆行するエンドロールこそが、銃社会で再び同じ悲劇を繰り返すかもしれない危うさを孕んだ演出と解釈した途端、腑に落ちました。
舞台裏をワンカットでドキュメンタリー風に撮っているところも良かったんですが、何より日本向けな邦題と「炎上も賞賛も、わたしの居場所(ステージ)」というキャッチコピーが、隠れた主題を台無しにしていると思います。
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