安楽死と法の壁を考えさせてくれました
- ham***** さん
- 2020年11月26日 12時46分
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安楽死がテーマの映画ということで観ようと思いました。
観る前にレビューを読んでしまい、時間の無駄だったとか、映画館で観る内容じゃないというレビューが散見され、チケット予約したけど映画館まで行くのやめようかなとさえ思いましが、
つまらない映画や途中で寝ちゃうような映画ではありませんでした。
父と娘だけの家庭に難病を患う娘。
腎臓のドナーが見つかるまで人工透析をしないと死が待っているなかで生き続けていくこと、
ただ一人の家族の父親の幸せとは何かを見つけること、
ドナーから腎臓の提供を受けることはその人の死を意味すること。
大人でも頭が狂いそうなことを11歳の子供が実際に考えられるものなのでしょうか?
子役の演技は素晴らしかったです。
ドクター・デスの看護師がひざ上スカート姿ですが、今やそんな看護師はほぼ絶滅状態ではないでしょうか。最後の方では太ももが見えるくらいスカートまくれながら倒れ込むシーンがありますが、あれは興ざめしました。
多くの方が語られているように確かに刑事ドラマの延長でした。
苦しむくらいなら楽に死にたい、自分の看病のために疲弊しきっている家族に申し訳ない、
自分にも死を選ぶ権利があると悩む患者本人。
難病や終末期で苦しむ夫や妻や親を見ていられない、早く楽にしてあげたいと望む家族。
安楽死・尊厳死の前に立ちはだかる法の壁を考えさせてくれたのはよかったです。
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