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夏、至るころ (2020)

監督
池田エライザ
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3.04 / 評価:25件

初監督作品は合格ラインをクリアした。

  • Kainage_Mondo さん
  • 2021年1月31日 19時04分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

翔 ( 倉悠貴 以下敬称略 ) の両親の若さに吃驚したが、考えてみれば高校3年生の親なのだから、あんなものなのだろう。歳を喰ってしまった自分を認識して改めてがっくりだった ( 笑 )。翔の母親を演じた 杉野希妃 は、日米合作の 2012年「おだやかな日常」を製作&主演した人物で、ちょっと骨のある人という印象だったが、本作では優しい母に収まっていた。

2017年「ルームロンダリング」で印象を残した 池田エライザ が何と 24歳 の若さで初監督したと云う本作。観終った素直な感想は、脚本の出来が素晴らしいにしても、彼女の見識&演出力は邦画の平均点を軽く超えており、2作目以降にも大いに期待 ! と云うものだった。

炭坑節が流れ、福岡県田川市の “町おこし映画” 的なニュアンスもあるが、高校3年生の ひと夏の出来事 = 迷いと決意の物語 が本筋だ。観客がじっくり台詞を吟味できる落ち着いた展開。はったり無しで控え目に勝負を挑む姿勢が良かった。

翔の祖父を演じた リリー・フランキー は例によって巧い。彼の存在だけで映画に深みが出るような気がする程で、“ふたつ煙突” のエピソードなど、見事な語り口だったと思う。


【 余談 】 プールサイドで 都 ( さいとうなり ) がギターを演奏し歌うシーンは、本当に彼女が弾いていたなら、もっと盛り上がっただろうに、と残念だった。ボディダブルで顔だけ挿げ替えるには予算が無かったのだろう。あの後、主演の 2人 との絡みがなく、翔 ( 倉 ) と 泰我 ( 石内呂依 ) の話に纏まって行ったのは映画として正解だった。

詳細評価

物語
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