人間関係だけでおなか一杯
- koi***** さん
- 2020年9月13日 15時43分
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友人と訳あり恋人、夫と義理の娘とその夫と義理の孫、元夫と実の息子、これらの登場人物の人となりと人間関係を理解するだけで、もうおなかいっぱいになりました。家族ドラマと言いながら、ドラマは描写されず、日常の挨拶、何気ない一言から、それぞれが抱えている問題や悩みを観客自身がおもんばかるという構図ですが、意地悪くひねったりしてないので理解は容易で、自分も呼ばれた一人なのではと思わされ容易にアイラ・サックスの世界に感情移入させられました。フランキーがなぜシントラに集めたのか?なぜ山の山頂で夕方、集合させたのかが最後まで謎でしたが、友人アイリーンと車でホテルに戻る途中での一言で合点が行きました。軽いけど、しっとり、起承転結を無視し無理なドラマ展開をしない本作の作りは嫌いじゃあないですね。「あぁ結婚生活」や「人生は…」は起承転結がはっきりしたドラマだった気がするけど、感性の変化かな、それとも枯れてきたのでしょうか。次作もチェックしてみます。
個人的には、久しぶりのマリサ・トメイが見れて満足でした。多少ふっくらしたけど、男好きのする色っぽい笑顔は健在でしたね。
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