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上映中

砕け散るところを見せてあげる (2020)

監督
SABU
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  • みたログ 429

3.93 / 評価:363件

ある意味、忘れられなくなる

  • UrbanDockGoer さん
  • 2021年4月20日 7時30分
  • 閲覧数 1123
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

インパクトあるタイトルが興味をそそった。
いったいどんな作品?

「私」が砕け散るのか、はたまた「あなた」が砕け散るのか?
凄惨な作品なのか?

そんなことを想像した。
でも、情報を仕入れずに観た方が面白い気がして、何も調べないまま鑑賞。


【物語】
高校3年生の濱田清澄(中川大志)は、全校集会で1年生のある女生徒がイジメに遭っているところを目撃する。 1年生の妹がいるクラスメート尾崎(松井愛莉)から蔵本玻璃(石井杏奈)という子だと知る。

正義感が強い清澄は見過ごすことが出来ず、玻璃の教室に向かう。助けてもすぐには打ち解けない玻璃だったが、1年生にヒマセン(暇な先輩)とバカにされながらも日々目につく度に救いの手を差し伸べる清澄にある日遂に心を開く。

その日を境に急速に2人は距離を縮め、意外な可愛さを見せる玻璃に清澄は惹かれるようになる。しかし、ある日玻璃を家に連れて行ったことをきっかけに玻璃の家庭に問題があることに気付いてしまう。 

そして・・・



【感想】
キャスティングもほとんど知らないまま観始めて混乱した。
冒頭シーンで、北村匠海主演なんだと思った。
ところが、場面が変わると中川大志に。
「あれ、見間違った?」
「北村匠海に見えたが、あれは中川大志だった?」
「あの2人意外に似てるのか?」

見間違いではありませんでした(笑)
主人公に見えた北村匠海は主人公の息子でした。
でも、オープニングであの描写は主役に見えるよねぇ?(笑)


余談はさておき、
中盤までは陰湿なイジメに憤りを感じながらも、清澄の勇敢で、心優しく、でもどこか抜けてる感じのズレた感性に癒しを感じながら観ることが出来る。
玻璃の態度の変化とか、清澄の恋愛感情の高まりはちょっと性急すぎると展開だが、
まあ、あり得なくもないか。
悪くない青春映画と言う感じ。

ところが、と言うか、だからと言うか、後半の急展開には驚かされる。
吐きそうになるほどの、衝撃的な展開を見せる。

俺的には
「こんなの観たかったんじゃない」
と思いに駆られ、★1だと思った。

しかし、最後はまた空気は入れ替わり、
最後は心落ち着いて終わる。

そんな観客の気分をジェットコースター的に揺さぶる作品だ。
あんな衝撃的展開が必要か? とも思うけれどある意味凄い。
現時点の平均評点約3.8が少々意外だが、好き嫌いの分かれる作品だと思う。


役者で言うと、主演中川大志が光っていた。
清澄は決してカッコいいわけではなく、普通とは違う、周囲にイジられてしまうようなちょっと変な感性の高校生だが、それを軽妙かつ絶妙に演じている。
「変だけど、嫌いじゃないなあ」
「こういう友達いると楽しいなあ」
と思わせる男子生徒を非常に自然に演じていた。
今までも結構出演作を見ているが、一番の好演だと思う。


石井杏奈は熱演だし、悪くはないが、
中川と比較してしまうと・・・

玻璃のクラスメート役で出ている清原果耶は出番は少ないが、やはりインパクトが有る。もし、彼女が玻璃をやっていたら・・・
いや、きっと怖すぎる作品になってしまったような気がする(笑)

でも、エンドロールで知ったが本作はEXSILE HIROプロデュース作品なのでそのキャスティングはあり得なかったわけだ。



あと、堤真一は怖すぎた。
さすがの演技で、堤真一にしては出番は少ないが、このキャスティングは効いている。



というわけで、
好き嫌いは分かれると思うが、記憶に残る、
いや、記憶に残ってしまう作品。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • かっこいい
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