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マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット (2019)

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3.67 / 評価:6件

ダークで演劇的、Prokofievにぴったり

  • Musical Kettle さん
  • 2020年6月22日 22時34分
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  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

名前とストーリーに果たす役割はシェイクスピア原作と一緒だけど、表面的な立場は違う。さすがシェイクスピアの国の、原作をリスペクトした読み替え。そしてもちろん言葉のないバレエなんだけど、演劇の舞台を観たような印象が残る。
公演ライブ収録で、拍手や最後のカーテンコール付き。

舞台上の金網?に大きく書かれた「VERONA INSTITUTE 」が唯一の説明。
監禁された環境での白い服や整列。入所者達同士はふざけているが、何かの時には助け合う。最近問題の人種問題もなく、ゲイのカップルも当然のように存在する。そのゲイの一人がマーキューシオ。ティボルトはジュリエットを支配したい職員?警備員?看守?で、友達が救おうとがんばるが、ジュリエットはレイプされてしまう。
そんな場所に、セレブな両親に生まれた問題児ロミオが入って来る。ロミオは原作通り、すぐジュリエットに一目惚れ。ご存知の通り、いろいろあって相思相愛になるが、ある日酔ったティボルトが乱入し、混乱の中ティボルトがマーキューシオを射殺する!当然その場の全員が怒り、ロミオが中心となりティボルトを殺してしまうのだが、剣でなく、要するにヒモを使うのがどうしてこんなに生々しく感じるんだろう。ロミオは逃げ遅れ、「グリーンマイル」に出てくるような拘束衣を着せられ、強制退所・・・のところ、親が金を積んで入所が続く。
ジュリエットが、牧師のような服を着ている女性教師に懇願し、隔離されているロミオに会いに行く。再会を喜べるのだが、ジュリエットはティボルトの幻覚?幽霊?を見て、この後はさすがにネタバレでやめておきます。バレエらしくない生々しさがあって、PG 12くらいな感じ。踊りだけでなく演技もうまいです。

音楽は小編成でオケピットで生演奏。ギター入ったりと編曲され順番も変わっているけれど、すごくうまく音楽を生かしている。プロコフィエフは元々こういうストーリーを念頭に曲を作ったんじゃないかと思うほど。ニーノロータのロメジュリではこういう舞台はできない。プロコフィエフの偉大さか、隠れたダークさか。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 絶望的
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