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鵞鳥湖(がちょうこ)の夜 (2019)

南方車站的聚会/THE WILD GOOSE LAKE

監督
ディアオ・イーナン
  • みたいムービー 60
  • みたログ 140

3.57 / 評価:106件

夜の人々

  • 一人旅 さん
  • 2021年7月2日 23時07分
  • 閲覧数 175
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

ディアオ・イーナン監督作。

『薄氷の殺人』(14)でベルリン映画祭金熊賞を受賞したディアオ・イーナン監督によるクライムサスペンスで、警官殺しの罪で追われる身となった男と謎めいた娼婦の逃避行を描きます。

現代の中国南部、鵞鳥湖という名の地区を舞台に、刑務所を出所した直後に誤って警官を射殺してしまった男と、彼の前に現れた妻の代理と名乗る娼婦の関わりを軸にして、地元警察と因縁のバイク窃盗団の双方に追われる身となった男の逃避行と行く末を描き出したノワールテイストのクライムサスペンスとなっています。

『薄氷の殺人』同様、美しくも妖しげな映像美が全編を貫くムーディーな画作りが素晴らしい映画体験を味わせてくれる中国産ハードボイルドで、夜の街に煌めくネオンや安宿、定食屋、人通りの少ない裏通り…となんてことのない人工的な日常の風景もディアオ・イーナンの手にかかれば実在感を失うほどの不思議な景観美として再構築されます。そして、夜の街中を奔走する男女の苛烈な“現実”が、“非現実的”なまでに美しい背景に不思議と溶け込んでいますし、意図的に頻発する“銃声に似た物音”と突然起こる“本当の銃声と銃撃”というこれまた現実とフェイクの共存演出でも魅せてくれます。

蛇足)
『薄氷の殺人』にも出演した台湾出身のグイ・ルンメイが娼婦役ですが、今作のベリーショートの髪型はいまいち似合っていないと思います。『薄氷の殺人』での美貌が幻のよう…。

詳細評価

物語
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音楽

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