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のさりの島 (2020)

監督
山本起也
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3.77 / 評価:26件

よく練られた脚本 今こそ映画館でみるべき

  • hba******** さん
  • 2021年6月13日 19時00分
  • 閲覧数 430
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

練り上げた脚本、ミステリー映画ではないが、「そいういうことね」「あ、そこにつながるの!」と、観客を引き込んで行く力が凄いですね。
終盤、8ミリ映画の映像が非常に効果的に使われていて、実際の天草の歴史、街の情景、と映画の中のフィクションが交錯します。映画の中で、何が現実で何が虚構?と不思議な気持ちにさせられます。と、同時に私たちの日常においても、一体、何が本当で何が嘘で、1か0かのデジタルな思考が万延していることに気づきました。1でも0でもない、0,5や0.6の真実と嘘、善と悪、それとどう付き合うのが、自分にとって良いのか?とか考えてしまいました。
映画公開前に亡くなられてと聞いて大変残念ですが、ばあちゃんを演じた原佐知子さんの演技はもう演技の領域を超えた存在でした。非常に魅力的なキャラクター設定で、主演の若い男 藤原季節さんとのかけあいは秀逸でした。
ブルースハープが音楽として、またストーリーの中の重要な要素として非常に効果的に使われていて、もう少し、このシーンを見たかったと思いました。
熊本県天草市という非常に限定された世界の「のさり」という概念から発せられたメッセージは、今この閉塞した世界で、恐らく制作者の意図をも超えて普遍性を持っているのではないかと思います。
この映画を見た全ての人が、この状況(コロナ禍)をどう「のさる」かと考えたのではないかと思います。今だからこそ、映画館で見るべき映画だと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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