いい男がいたら青信号を灯す
- ナツゴロウ さん
- 2020年8月6日 4時22分
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- 総合評価
「火遊びくらいするわよ。あなたも浮気するでしょう?隠さなくていいのよ。」
そう夫に言い放つクズ…いえ、自由奔放で
自分勝手な主人公マリア。
ここまで開き直られると、もはや好感すら持てる。浮気は文化みたいな。
頭を冷やす為、自宅の向かいのホテルから
哀愁たっぷりの夫を眺めていると、予期せぬ訪問者が続々と…。
本能のままに生きてきたマリアの前に、
過去の火遊び相手たちが現れる。
公開処刑のリスト朗読は最高でした。
どこが火遊びだ、大火事だろう。
学生を指導するお堅い職業についているのに、自ら学生に手を出すクズっぷり。
それなのにどこか憎めない。
ここまで欲望に忠実に生きられたら楽しいだろうな。
現実と空想の狭間のような、曖昧な世界観が好みでした。あと単純に、パリを舞台にした小洒落た映画が好き。どんなクズも魅力的に写る街、パリ。
愛だの恋だのに惑わされる大人たちの、
シュールでときどきほろ苦い不思議な夜。
…と、良いように言ってみましたが、率直に言うと遊び人のセフレ回顧録です。
詳細評価
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