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今宵、212号室で (2019)

CHAMBRE 212/ON A MAGICAL NIGHT

監督
クリストフ・オノレ
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3.46 / 評価:46件

愛のひきしお

  • ガーディニア🥺 さん
  • 2020年8月10日 20時36分
  • 閲覧数 281
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

キアラ・マストロヤンニに、リアル元旦那、リアル母親のカトリーヌ・ドヌーブが出演の本作。
出演者が豪華な分、場面はマンションと、向かいのホテルのみ。

シンプルだが、そこには、夫婦喧嘩後の男と女の、深くて近くても近寄れない溝の表現があるのですね。
雪も降ったりして。愛が覚めつつある危機的状況から、それぞれの部屋で、お互いに考える時間が与えられます。

夫は、若いつばめと浮気ばかりする妻に対し、結婚を後悔していると思わず口走る。
妻は、浮気などコンビニで飴を買うようなものみたいに気楽。なぜ夫が怒っているのかわからない様子。でも、怒ってるから、と、向かいのホテルに避難します。

お互いの妄想の中では、色々な人たちが登場し、孤独を埋めます。
夫の過去の安心感のあるはるか年上の恋人、妻の過去20年ほどの若いつばめたち盛り合わせに、20年前のまだあっちの方もご機嫌なイケメン旦那。
さらに。妻の浮気相手を暴露するリアル母親ドヌーブが出てきたあたりから、妄想はカオスパニックに。お母さんは残酷な存在。もう出て行ってくれ。
そして。今までの恋の遍歴はなんだったのか。
その結果の今はなんなのか。
そして2人の未来は。

過去に立ち戻り振り返ることは、普段は毒だが時に薬にもなる。
目を伏せたくなる過去もあるだろう。
だが、パズルの一片を忘れたまま完成はないからして。なくした一片を探す旅をしに妻は旅に出たのでした。近所の向かいのホテルに。

マストロヤンニの熟女ヌードは、大スクリーンで見せているだけあってなかなか綺麗。これだけでも見る価値はありますな。過去のパリの若者たちの愛を支えてきたビンテージフレンチポップもなかなかご機嫌だ。

やがて朝を迎え、何事もなかったように、パリの街に溶けてゆくサラブレッド、キアラ・マストロヤンニと、大人の童話的なロマンチックな愛のひきしお作品に乾杯。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 切ない
  • セクシー
  • コミカル
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