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上映中

82年生まれ、キム・ジヨン (2019)

KIM JI-YOUNG: BORN 1982

監督
キム・ドヨン
  • みたいムービー 233
  • みたログ 482

3.65 / 評価:414件

小細工のない素直な展開が逆に飽きさせない

  • cinnamon_gloss さん
  • 2020年10月21日 0時48分
  • 閲覧数 1316
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

何の予備知識もなく観に行きました。
昨今の韓国映画は本当に絵作りが美しくて、オスカーを獲った『パラサイト』の時も、映像の美しさだけでも見る価値あるなと思ったものですが、この作品も同じでした。

ソウルの中流家庭の若いファミリーはこんなハイセンスな暮らし本当にしてるのかなーと思いつつ「そして父になる」の福山雅治の家庭もこんな感じだったな、と思ったり。居住区によっては今やこんな家族ばっかりなんでしょうね、日本も韓国も。

最近、竹内結子さんの自死でかなり取り沙汰された産後ウツ問題、また出産後の女性の働き方や父親の育児参加など、現代社会における諸テーマを淡々と描きつつ、家族という単位の在り方が良くも悪くも個々のパーソナリティに大きく影響していく様を変に小難しくしたりヒネったりすることなく素直に描いています。

中でも、妻のメンタルの変化にとまどいつつも終始優しく接する夫役のコン・ユの柔らかな存在感がとても光っています。
こんな夫だったらいいよなあ!って映画を観た女性なら誰もが思ったはず。

主役のチョン・ユミは、上戸彩と山本美月を足して2で割ったような綺麗な女優さんですが、いい感じに年齢が忍び寄っていて(この作品のためにかなり痩せて、あえてやつれさせたらしい)嫌味のない可愛さもあり、観ていて清々しいキャスティングでした。

後半、窓の外の雪を見ながら主人公が自分の母親に電話で、自分が生まれた日のことを聴くシーンは深く胸に迫り、鼻をすすっている音が複数から聞こえていました。私もそこが一番よかったかな。

これを日本でリメイクするとしたらそのキャスティングは?を考えてみましたが、フジテレビ制作!みたいな大衆ウケ狙いなら上戸彩と松坂桃李、海外の賞レースに持っていくような渋め設定なら宮崎あおいと瑛太とか?

星5つにするほどのインパクトや濃い余韻を残す作品ではありませんが、観て決して損はない、韓国映画の安定したクオリティを体感できる一本です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 知的
  • 切ない
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