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ソウルフル・ワールド
2020年12月25日公開

ソウルフル・ワールド

SOUL

1012020年12月25日公開

oce********

5.0

生きることへの意味

夢だったり目的だったりを人生に課すのが人間ではあるが、そこを一歩踏み込える作品をピクサーが作った。 ようやくピアノ演奏者として人生が輝き始めた矢先にジョーはマンホールへ落下。 そこは死後の世界であり、もがいた結果生前の世界へとやってくる。 そこでもう一度人生をやり直すために必要なスパークを探しに、同じくソウルの22番と現世に行く。 「インサイド・ヘッド」を作ったピート・ドクターなだけに、奇天烈ながらもその世界観は見事だ。 深く洞察させる物語であり、生きることの意味を分からせてくる。 そもそも目的を見出した男と、やる気が見いだせないソウル。 この2つの出会いは反発が当然だが、22番が現世での人間や環境に触れたとき、それが朧気ながら見えてくる。 美しいジャズの奏でとともに、人生は物質的なものを追い求めがちだが、そうではないと説く人生賛歌のよう。 子供よりも完全に大人の世界の話しであり、生き辛い世の中だけど、優しく背中を押してくれるような作品。

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