2020年8月14日公開

赤い闇 スターリンの冷たい大地で

MR. JONES

PG121182020年8月14日公開
赤い闇 スターリンの冷たい大地で
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1933年、かつてヒトラーにも取材したことがあるイギリス人記者ガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)は、世界恐慌の中でソ連だけが好景気であることに疑念を抱いていた。その謎を探るため単身モスクワへ向かった彼は、当局の監視を避けながら全ての鍵を握るウクライナを目指す。極寒のウクライナにたどり着いたジョーンズは、過酷な生活を強いられ飢えに苦しむ人々を目撃する。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(43件)

絶望的17.0%勇敢15.6%恐怖15.6%悲しい9.6%不気味9.6%

  • ter********

    4.0

    ジャーナリストがどうあるべきかを問う普遍のテーマ

    ウクライナの悲惨な歴史の一部分を描いているが、それ以上にジャーナリズムとは何か、どうあるべきかをしっかり見るものに訴えている。日本でもすでに何の疑いもなく政府や自民党の意向をそのまま流すマスコミや、恐ろしいことに国際的に有名な監督までも事実を都合良く解釈し、権力者の言い訳や責任転嫁を無知な国民に流布しようとする。権力や体制、科学に都合が悪かろうが真実を共有しない限り人類は生存が危うくなる。その第一歩が真実の報道だ。 当時西側の国々はヒトラーやスターリンを正しく評価できていなかった。それが日本も含む大戦へと向かう結果となる。体制や経済を維持する為の真実の改竄、無視、不検証は、将来的には取り返しのつかない結果を招くのは、広島長崎、水俣、福島第一原発事故を見てもわかる。今日もテレビで地元自治体の子育て支援に関する誇大報道がされていた。これも市長の話だけ聞いて、実態を検証していない良い例だ。 作品では描かれないが、ウクライナの事実を報道を許したハーストは、アメリカの日本人移民を新聞で排撃し、戦時中の日本人移民キャンプを実現させた張本人でもある。

  • shu********

    3.0

    プロパガンダ映画

    面白い映画だったが、歴史はここがスタートではない。 NATOの圧力をキッカケに戦争が起きたために、西側がロシアを叩く正当性を醸し出したいために作られたように感じてしまった。

  • tac********

    5.0

    ロシアに搾取されるウクライナ

    ウクライナが長い歴史の間ずーとロシアに搾取されてきた実態が分かる。 彼らが現在のロシアの侵略に徹底的に戦う理由が理解できる。 プーチンの 発言を見ているとソ連は噓で固めた国だったのだ。

  • kan********

    2.0

    ウクライナの歴史で期待したが・・・

    期待外れ。 原因は、構成や描写が荒すぎてついていけなくなる。 ホロドモールの描写も、んなアホな、とツッコミどころ満載。 真面目な話ゆえにリアリティーがなくて残念。

  • stanleyk2001

    4.0

    真実を暴くジャーナリスト

    「『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』(原題:Mr. Jones; Obywatel Jones; Ціна правди)2019。ポーランド・ウクライナ・イギリス合作。 「彼は殺された日に僕に何かを伝えようとしていた。理由はわかる?」 「ポールは頑固な人だった。まるで使徒パウロ。彼は背中を4発撃たれていた。そんな強盗あると思う?」 「強盗じゃないと思うんだね。彼は何を取材しようとしていたんだ?」 「…..ウクライナ」 「スターリンの金脈?でも記者は行けないんじゃ?」 「行こうとして撃たれたの。あなたはポールじゃない。国に帰って」 「これは何の肉だい?」 「兄さん」 「兄さんは漁師なの?」 「(黙って天を向く子供達)」 アドルフ・ヒトラーとヨーゼフ・ゲッペルスのインタビューに成功したイギリス人記者ガレス・ジョーンズは時の首相ロイド・ジョージの外交顧問。ソビエト連邦の経済的躍進の取材のためにモスクワを訪れる。1929年に起きた世界的大恐慌の時代、ソビエト連邦だけが大々的な躍進を世界中に宣伝していたからだ。 しかしモスクワに到着した彼は旧知の記者ポールが4日前に強盗に射殺されたと知らされる。 ソビエト政府に頼み込んでウクライナに入国したジョーンズは随行員(監視)をまいて一人ウクライナの本当の状況を秘密取材する。 当時ウクライナで起きていたのは「ホロドモール」と呼ばれた人為的な大飢饉。ウクライナの穀物を徴発しモスクワに送ることが行われておりウクライナ人は自分達の食糧を得ることができなかった。ソ連の5ヵ年計画が成功している様に見せかけるためにウクライナの穀物を奪いウクライナ人の集団絶滅を行った。死者の数は400万から1400万人と言われている。 スターリンはソ連の5ヵ年計画の成功の為にウクライナ人が死んでも問題ないと考えていた。 このソビエト・ロシアのウクライナにたいする態度とよく似たものがある。 中国・ロシア・大日本帝国が朝鮮半島を自分たちの好きな様に扱ってもいい場所と思っている態度だ。 2022年2月24日ロシアのプーチン大統領はウクライナの東部の州を独立国と承認しウクライナ大統領ゼレンスキーをナチ呼ばわりしてウクライナに侵攻した。満州国で起きた事とそっくりだ。 閑話休題 ジョーンズはソビエト政府に逮捕されるがニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長デュランティが「ウクライナの飢饉を報道させない」という条件でソ連と交渉してジョーンズは釈放・帰国する。 デュランティはソ連の5ヵ年計画を報じてピューリッツァー賞を受けた大記者だ。しかしジョーンズはジョージ・オーウェルの励ましを得てウクライナの惨状を発表する。 そして内蒙古の満州国に取材に向かい29歳の生涯を終える。なぜ彼が若くして死んだかそれはエンドクレジットで明かされる。 デュランティの様な親ソ連知識人は沢山いた。彼等は労働者を低賃金で働かせ資本家だけが儲ける資本主義を打ち任せるのは共産主義だと信じていた。だからウクライナ人の犠牲も「大義の前のやむを得ない犠牲」と考えた。オーウェルも最初はそう考えていたが後にソ連を批判して「動物農場」「1984年」を発表した。 孤軍奮闘するジャーナリストは今でも世界のあちこちで政治の腐敗を追及して命を落としている。彼らに感謝し腐敗を許さない声を上げるのが私たち市民の役目だ。 私はウクライナで起きたホロドモールと圧力に屈しないでそれを報道したガレス・ジョーンズの事を忘れない。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
赤い闇 スターリンの冷たい大地で

原題
MR. JONES

上映時間

製作国
ポーランド/イギリス/ウクライナ

製作年度

公開日

ジャンル