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赤い闇 スターリンの冷たい大地で
2020年8月14日公開

赤い闇 スターリンの冷たい大地で

MR. JONES

PG121182020年8月14日公開

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4.0

ジャーナリストがどうあるべきかを問う普遍のテーマ

ウクライナの悲惨な歴史の一部分を描いているが、それ以上にジャーナリズムとは何か、どうあるべきかをしっかり見るものに訴えている。日本でもすでに何の疑いもなく政府や自民党の意向をそのまま流すマスコミや、恐ろしいことに国際的に有名な監督までも事実を都合良く解釈し、権力者の言い訳や責任転嫁を無知な国民に流布しようとする。権力や体制、科学に都合が悪かろうが真実を共有しない限り人類は生存が危うくなる。その第一歩が真実の報道だ。 当時西側の国々はヒトラーやスターリンを正しく評価できていなかった。それが日本も含む大戦へと向かう結果となる。体制や経済を維持する為の真実の改竄、無視、不検証は、将来的には取り返しのつかない結果を招くのは、広島長崎、水俣、福島第一原発事故を見てもわかる。今日もテレビで地元自治体の子育て支援に関する誇大報道がされていた。これも市長の話だけ聞いて、実態を検証していない良い例だ。 作品では描かれないが、ウクライナの事実を報道を許したハーストは、アメリカの日本人移民を新聞で排撃し、戦時中の日本人移民キャンプを実現させた張本人でもある。

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