あらすじ・解説
1982年、メキシコシティの高級住宅街ラスロマスの豪邸に暮らすソフィア(イルセ・サラス)は、実業家の妻として誰もが憧れるゴージャスな生活を謳歌(おうか)していた。セレブ妻たちのコミュニティーで女王のように振る舞う彼女は、証券会社の社長を夫に持つ新入りのアナ・パウラのことを快く思っていない。そんな中、最悪の経済危機がメキシコを襲ったことで、ソフィアの日常は一変してしまう。
シネマトゥデイ(外部リンク)
本編配信
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予告編・動画
作品レビュー(11件)
- koi********
3.0点
舞台がメキシコとはいえ、ハイソなセレブ妻たちの世界が、予告編を見て興味を搔き立てられたので、チョイスしました。主演のイルセはスタートシーンこそセレブらしく見えたけど、映画の進行につれ、段々庶民の妻にしか見えなくなりましたね。脚本が薄く、人間ドラマが描き切れていなかったのが原因でしょう。長編2作目のアレハンドラ監督にはちょっと荷が重たかったみたいですね。ややこしいけど役名アレハンドラ役のカサンドラ・シアンゲロッティが一番ハイソなセレブに見えました。
- nonomura
5.0点
夫婦で罵り合うシーン、過去の些細なことを引っ張り出す演出、ギターの歌い手にチップを渡すシーンの主演女優の表情の巧みさ、リアリティに溢れて最高でした。 どうしようもない状況なのにスポーツクラブには行ってしまうし、パーティにも根性で顔を出す、、金持ちはそれこそが個性なので捨てられないんですよね。 私も似た感じだったので、よーく分かります。 逆に堕ちたことのない人にはピンと来ないのかも?
- mai********
3.0点
その醜態。 金がある事がそんなに重要なんだろうか? 確かに金銭の不安を感じずに生活できればそれに越したことはない。 女たちの見え張り合戦は 男達の成功に基盤を持ち だからあまり格好の良いものではない。 女たちに贅沢をさせることが男たちのステータスで 女たちが見栄を張れば張るほど男たちの余裕なのかもしれない。 表面的には女たちの虚栄心の争いだったけれども 裏を思えば男たちの虚栄心の争いでもある。 カッコイイ争いではないし むしろみっともない争いだなと感じる作品。 2020年12月5日シネマテークたかさきで鑑賞
- hik********
5.0点
好みの映画でした。 メキシコのセレブ妻の日常と、金融危機の中で変わっていく姿を淡々と描いています。登場人物に感情移入するでもなく、セレブ妻たちのマウンティングや虚飾を少し離れたところから見つめている感じがします。 表面仲良く上品に見せながら心の中では自慢したり馬鹿にしたりしている奥様方。心理劇が好きなので興味深く見ました。主人公ソフィアも新参者アナ・パウラも意地悪。かわいそうと思う場面もありましたが、友達にはなりたくないタイプ。 ソフィアの肌と髪でおちぶれた感じを出しているのもうまい。前半は完璧にセットされた髪が、後半はぼさぼさになってくる。磨いていたお肌も、首に湿疹やひっかき傷が残ったままになっている。ソフィアの夫の心情が、ラジコンで表されているのも、ぼっちゃん育ちの男の子どもっぽさと情けなさが表現されていてうまいです。 最後のシーンがウエットな感じで終わらず、ユーモアを含ませているのも好みでした。 ファッションとインテリアも観ていてとても楽しかった。 フィラのテニスウエア、アイボリーやレッドのすてきなドレス、とろみ素材のいかにも高級素材のブラウス(ドットのブラウスやターコイズブルーのリボン付きのブラウスがかわいい)シルクの部屋着、グッチの靴、シャネルバッグ。 肩パッドが象徴的に使われているのもおもしろかった。 ソフィアの豪邸のインテリアもすてきでした。 映像全体に薄いブルーがかかっている感じで、それがとても上品で好きでした。 どの国の映画もいいものだなと、改めて。
- 映画は2時間
3.0点
メキシコのセレブ妻たちのドラマ。 政治や社会情勢にあまり興味がなく、自分の周り500m以内での出来事だけで毎日が過ぎていく主婦たちのゴージャスライフ。 ヒロインが全く幸せそうでない。 小さい頃から母親にもかまわれず家政婦任せで育てられ、幼馴染の女性とも心から打ち解けておらず(親友と呼べる友がいない)、好きな男性とも結婚できず、親の勧めで結婚した旦那との結婚生活も楽しそうに見えない。 なんだこれ地獄か?って感じでした。 そういう虚しい感じを作品として表現したかったのでしょうから、すごく伝わってはきます。 ただ、すごく面白いかというとそれほどでもないです。 ヒロインに感情移入できる人には面白いのではないでしょうか。
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