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17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン (2018)

DER TRAFIKANT/THE TOBACCONIST

監督
ニコラウス・ライトナー
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3.48 / 評価:33件

生き延びるためには、どこまで許せるのか

  • Musical Kettle さん
  • 2020年9月5日 19時53分
  • 閲覧数 460
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦前の厳しく貧しい時代、生き延びるために大人は妥協を余儀なくされていた。
フロイトでさえ、生活のためか義理なのか、マダムの退屈な治療?を請け負っている。
フランツの母は、地主?の愛人として生活の援助を得ていたが、ホテルの支配人には妥協できず失職した。すりすりしていたマフラーは誰のだろう。
飛び降りた人は、ナチのいるウィーンでは生きることすら妥協できなかった。
アネシュカはたぶんオーストリア人より貧しく、多くのことに妥協せざるを得ない。「アメリカ先住民」のショーって・・・間違いなので死語だけど、この場合「インディアンショー」という場末な語感の方が合う。ヒトラーを痛烈に笑い者にした彼氏が捕まり死んだ後、ナチの愛人になることにも妥協。でも本当は、真っ直ぐなフランツを愛していると私は思う。せつない。

オットーは、最も妥協が少なく、自分が文化と思うものを商売としている。でも、この儲けの少ない生活のため、家族を持つことができず、フランツを妊娠した母とやむを得ず別れたのではないか。戸棚の中の蓄音器はフランツの母との思い出ではないか。つまりオットーはフランツの父だと思う。

隣の肉屋のおじさん、自分の行動が隣人の命を奪うとは思わなかったよう。フランツがオットーの死を告げに行った場面、おじさんのセリフはないけれど、固まっているのがよくわかる。ブルーノ・ガンツをはじめ、脇役も名優です。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

イメージワード

  • 切ない
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