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上映中

ミッドナイトスワン (2020)

監督
内田英治
  • みたいムービー 2,856
  • みたログ 9,732

3.92 / 評価:9016件

日本アカデミー賞ちょっと信頼できるな。

  • ywr******** さん
  • 2021年4月4日 21時20分
  • 閲覧数 3039
  • 役立ち度 24
    • 総合評価
    • ★★★★★

上映後、座席から動けなくなりました。それほど衝撃を受けた作品は久しぶり。その後はただ夜の街を歩いてみたくなる。そんな映画でした。

日本アカデミー賞の最優秀作品賞を取って、ヤバイ…見ていなかったと焦りましたが、再上映してくれたTOHOシネマズに感謝です。本当に観てよかった。

昨年の最優秀賞は「新聞記者」だし、一昨年は「万引き家族」その前は「三度目の殺人」。日本アカデミー賞ちょっと信頼できるな、と見直しました。
テレビ局の忖度問題も色々あったようですが、SMAP解散後の草彅くんがこのように再注目されたことは嬉しいこと。代表作になりましたね。

鑑賞中、ずっと「この子何者!?」と思っていた一果役の中学生の女の子は、演技未経験ながら、数々のバレエコンクールで優勝しているような実力者でした。
新宿駅前で初めて草彅くんに拾われたときのすさんだ感じ。
そこからあのバレエコンクールでの美しさと色気。

バレエをあそこまで極めているし、ご自身はきっといい子なんでしょうけれど、睨みつけて無言で椅子を投げつけるような内に秘めるマグマが感じられる演技が良かったです。その後、「また得意技の椅子投げか!?」となりますし、椅子の脚があたるように角度調整して投げつけるプロの犯行でした。そして卒業後の別人のような雰囲気。

卒業式もセリフは少なげでしたが、「こんな日も練習?えー!一果と写真撮りたかった。」とクラスメイト達にも一目置かれた存在になっていることにほっとしました。
    

服部樹咲。すごい子を見つけてきたな、と。まるで「レオン」で当時12歳のナタリー・ポートマンを見つけ出したリュック・ベッソンのようですし、この映画自体も「レオン」と通じるものがあります。

おかまバーで、初めて彼女のバレエに見とれるシーンや夜の公園で一果からバレエを習うシーンは印象的ですが、「ああこれは彼女を応援するための自己犠牲の話ってわけね」と思ったが早合点。いい意味で裏切られ、一果がやっと東京に戻ってきてくれたと思いきや、まさかの展開に唖然とし、その後はただただ、スクリーンを食い入るように見ていました。

草彅くんが性転換手術を受けたのは、自分のためじゃない。一果のお母さんになるため。一果の「保護者」か「母親」か。どちらだって大差はないと思うかもしれないけれど、草彅くんにとっては全くの別物。バレエの先生に「お母さん」と間違って呼ばれた戸惑い以上に感じている嬉しさ。忘れられない表情です。

詳細評価

物語
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音楽

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