ここから本文です

ファヒム パリが見た奇跡 (2019)

FAHIM

監督
ピエール=フランソワ・マルタン=ラヴァル
  • みたいムービー 82
  • みたログ 148

3.75 / 評価:110件

フランス人に時間を守れと言わせるなんて!

  • bakeneko さん
  • 2020年9月14日 7時41分
  • 閲覧数 318
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

政治&治安が危険な状態にあるバングラデシュを逃れてフランスの難民となり、12歳以下の部門でチェスのチャンピオンとなった少年ファヒム・モハンマドの物語を、実際に本人及びチェスコーチらに取材した監督自身らの脚本で映画化したもので、フランスでの難民の受け入れ態勢やチェスの人気も映し出されてゆきます。

バングラデシュでチェスの天才少年として有名なファヒム(アサド・アーメッド)の身の上に、父親が反政府活動に参加していたこともあって誘拐未遂事件が起こる。家族のフランスへの亡命を決意した父親は、まず自身が現地で職を得てから妻子を呼び寄せるべく、ファヒムを伴ってフランスに入国、難民申請をする。一方現地でチェスのクラブを訪問したファヒムは、癇癪持ちだが腕前は確かなシルヴァン(ジェラール・ドパルデュー)と情に厚い秘書のマチルド(イザベル・ナンティ)、そして多彩な民族のチェスチーム仲間の子供たちと出逢う。バングラデシュ流の勝ちに拘る戦法に加えて、引き分けも戦術の一つとする柔軟なフランス流チェスも会得したファヒムは飛躍的に上達し、チームメイトと共にマルセイユで行われる全国大会に出場を決めるが、その頃難民申請が却下され国外退去期限が過ぎて逮捕された父親は国外強制退去が決まって…というお話で、
バグラディシュの不安定な政権状態
フランスの難民受け入れ制度
国外退去命令の実情
といった政治的な情報に加えて、
日本の碁会所や将棋倶楽部の様に、フランスではチェスが子供たちにも盛んであることがわかります。
そして、チェスの修行としての早打ちや“ボードなしでの脳内棋譜構成”、様々なチェスの定石やチャンピオンの名前と逸話も語られてゆきます。

ジェラール・ドパルデューがエンドタイトルに提示される実際のコーチに体型まで似せた好演を見せる他に、イザベル・ナンティが父子を救うフランスの女性的な優しさを体現していますし、外国語の習得は子供の方が速いこともギャグとして取り入れられています。
そして、インド人はバングラデシュ人と仲が悪いことや外国語の習得は子供の方が速いこと、バングラデシュ人はフランス人よりも時間にルーズなことも判りますよ!

ねたばれ?
1、双方が同じ局面を繰り返すことになる“千日手”は日本将棋だと、試合の先手後手を替えて再試合して勝負をつけますが、チェスの場合の“パーペチュアル”は引き分けとなります。ファヒムが用いた“パーペチュアルチェック”は、劣勢化でチェックによって強制的にパーペチュアルをひき起こし、引き分けに持ちこむテクニックです。
2、エッフェル塔近くでお土産を売っている人は…

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • ファンタジー
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 知的
  • 切ない
  • かわいい
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ