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パブリック 図書館の奇跡 (2018)

THE PUBLIC

監督
エミリオ・エステヴェス
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3.68 / 評価:214件

骨太メッセージをコミカルなタッチで

  • Kassy さん
  • 2020年8月27日 11時27分
  • 閲覧数 767
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

エミリオ・エステヴェス監督・脚本・製作・主演作。
ソルトレイクの公共図書館がホームレスの避難所になっているという実際のエッセイに着想を得た作品。

シンシナティの公共図書館はホームレスや行き場のない市民の拠り所となっているが、シンシナティではシェルターが足りずに凍死するホームレスが相次いでいた。ある夜大寒波の日に、ホームレス達が図書館に泊めてくれと篭城するのだった。

図書館は自由であり全ての人に開かれた存在なのだということを改めて感じさせてくれる作品。図書館は民主主義の柱であるという視点にハッとさせられた。

大寒波が起きているのにそれをケアせずに切り捨てようとする社会に対するアンチテーゼを図書館という存在を通して投げかけている。色々な事情でホームレスとなってしまった社会的弱者達に寄り添えるのは誰なのか?守るのは誰なのか?

図書館の篭城はあくまでも平和的デモのはずだったが、警察や法やメディアも介入し事は重大化していく。しかしながら、このデモは人権運動の根本的な事を思わせてくれる。
市民1人の力はとても弱くて、たいしたことは起こせないかもしれない。
でも行動したことは無意味じゃない。
ラストの皆んなの晴れ晴れとした顔を見て、つくづくと思うのだ。

声を上げなければ死んでるのと同じだ。
だから行動するのだ。

と、こういう風に書くととても重たいように思えてしまうが、こんな骨太なメッセージを、コミカルなタッチで軽妙に描いているのがすごい。とても見やすいのに、あらゆる社会問題について考えさせてくれる作品だと思う。

「図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。」

図書館の職員の人が守ろうとしたものの崇高さを、図書館の自由に関する宣言を読んで改めて感じる。

日本でもコロナで図書館が閉館し、ホームレスの方達が行き場を失っていたそうだ。決して対岸の話ではない。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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