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ソニア ナチスの女スパイ (2019)

THE SPY

監督
イェンス・ヨンソン
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  • みたログ 83

3.52 / 評価:69件

生き方を選べなかった時代の哀しみ

  • mai******** さん
  • 2020年12月24日 13時44分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

だからこそ平和であることが一番だし
為政者はむやみやたらに争乱を求めてはいけない。

・将来の戦争の種をひそかに保留して締結された平和条約は、決して平和条約とみなされてはならない。
・独立しているいかなる国家(小国であろうと、大国であろうと、この場合問題ではない)も、継承、交換、買収または贈与によって、ほかの国家がこれを取得できるということがあってはならない。
・常備軍は時とともに全廃されなければならない。
・国家の対外紛争にかんしては、いかなる国債も発行されてはならない。
・いかなる国家も、ほかの国家の体制や統治に、暴力をもって干渉してはならない。
・いかなる国家も、他国との戦争において、将来の平和時における相互間の信頼を不可能にしてしまうような行為をしてはならない。たとえば、暗殺者や毒殺者を雇ったり、降伏条件を破ったり、敵国内での裏切りをそそのかしたりすることが、これに当たる。

たまたま映画を観るタイミングで
カントの『永遠平和のために』を読書していたので6つの条項を書き連ねてみましたが、これらが破られることで翻弄されるのは弱き人たち。
ソニアもそうだったでしょう。
自分の意思にそぐわないスパイ活動を行わねばならなかった。

人には多様な意見があり
だからこそ様々な細かい所に目配せ気配りをしなければならないのが為政者であるはず。
それを一つの言葉だけ掲げて誘導するのは間違いで
その最たる集団がナチスドイツだったことを後世に生きる私たちは学んでいる。

でも、この当時に生きていた人たちにとって
それが正しかったのか間違っていたのかはわからず
急激に流れ始めた思惑の流れに
流されるのか踏みとどまるのかを選択させられてしまった。
命の危険と隣り合わせの日々を
どれだけ神経をすり減らして生きていただろうか。

死と隣り合わせのような時代を再び作らせない為に
ソニアの生き様から多くの事を学ぶことが出来るのではないかと思います。

2020年12月19日シネマテークたかさきで鑑賞

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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