切り捨てられた世界で
- mai***** さん
- 2020年10月11日 23時04分
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学校サボってスケートボードに夢中になる。
家に帰ったりしなくても自由に生活ができてる。
そんな姿に憧れて、後を追うような子たちが現れる。
でも年月の経過は彼らを守ってはくれない。
恋をしたり、子供ができたりするとそこでハタと気がつく。
自分に何もない事を。
大人達だって学校サボってたハズ。
それでもそれなりに働いてたり生活してたりしてる。
その姿を横目に見ていたからこそ、少しナメていたのかもしれない。
いろんな不満を
いろんな辛さを
見ないようにしてスケートボードに熱中するフリをしていても
結局はどこかで向き合わなきゃいけなくなる。
その時に
自分に何もない事を痛感する。
仮にそれが自己責任と呼ばれるものだとしても…
ならば社会はそんな彼らを切り捨てて終わりで良いのだろうか?
躓いてしまった人の為に、再起する力をつけさせる場所があっても良いのでは?
それは例え町が廃れて無くなってしまうとしても
人だけは救えたら良いのではないのかなと。
切り捨てられた人たちは立ち直ることも許されないのだろうか?
彼らはそれなりに踏ん張ってはいるけれど
もっと社会が優しいものであればと思います。
2020年10月10日シネマテークたかさきで鑑賞
詳細評価
イメージワード
- 知的
- 絶望的
- 切ない
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