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必殺仕事人2020 (2020)

監督
石原興
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3.00 / 評価:2件

やはり必殺ファンの心は届かないようです

  • nan***** さん
  • 2020年7月16日 17時09分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

「ハイビジョンなら過去に出来ないこともできるからね、これは昔の劇場版よりも完成度が高いんじゃないかな」
上記の世迷い言は事もあろうに最古参の元カメラマン、石原 興監督が休刊した某時代劇マガジンで「仕事人2009」に沸いた当時にコメントしていたと記憶しているのだが、もう本作は末期症状の極みとも言って良い。
先ず脚本構成が壊滅的。今更の事でもあるのだが、オレオレ詐欺などというチンケな組織相手に二時間枠の二段構えという発想に恐怖を感じる。因みに今作の脚本家は初参加のド素人である。何故採用したし。まあメインキャストに忖度した監督や女性プロデューサーの指示なのだろう。
相手がチンケなら、筋運びもセコい。相も変わらず無駄に「仕事シーンが挿入された」演出は不快指数を煽るだけだという自覚は今以て皆無だ。東山紀之も松岡昌宏も演技力はどう見ても後退しているのだが(レギュラー枠を放棄してマルチタレントを気取るのだからそれは当たり前だ)、どうも熱烈な支持者には洞察力というものが無いらしい。
黒幕の新任本町奉行(この奉行所自体が創作です)と腰巾着の与力の対決は一応時代劇だが、限度を超えたアドリブが失笑もので尺稼ぎにすらなってない。
大体、幼気な子供を”ガチで殺しの依頼人に祀り上げる感性”は何なんだろうか?と(前例がないわけでもないが、そこは納得に足る重厚なドラマがある「必殺仕置屋稼業」は掛け値なしに痛快だ)。且つての必殺は流石にこの辺の裏表のケジメは普通にあったのだが(政も主水も有能だった)、ジャニ殺はこれすらも話を転がすための「道具」としか感じてないようだ。要するに「正義の味方」としか捉えてない「偽悪」である。如何に渡辺小五郎が端々で尤もらしい事を述べても”黙れ、この偽善者が…”としか思えないのだ。ある種良心的なポジションの陣八郎(遠藤憲一)も説明もなくフェードアウト、兎にも角にもご都合主義であります。
”半グレを操るお奉行様”この構図が不退転の傑作映画「必殺4 恨みはらします」のプロットをパクッてるのは素人目にも判るが、それこそ亡き深作欣二監督への”冒涜”だ。それ程までに小五郎チームは脆弱な仕事人なのである。その証拠に知念侑李は未だ後生大事にされている。もう何も考えてないだけ。
「思考停止」この表現が最も似つかわしかろう。
異次元ワープしたかのような泥沢地ロケーション(昭和後期「必殺」エンディングで有名感)で締めるラストに涙する阿呆の喝采しか聞こえてこない。ここもしつこい程に使い回してるのだが。
金は腐る程あるからまた続編の構想に取り掛かってるのだろう。
いい加減にしてくれ。夢見がちの視聴者に媚び諂い必殺には敬意・誠意も見せないジャニ殺には明日を担う資格など無い。時代劇全般から手を引いて貰いたい。
そして、石原監督は一刻も早く目を覚まして純正必殺復活のためのプロジェクトを急ぐべきだ。
一ファンとしての切なる「願い」だけでは無い。
全ての「必殺ファン」の「願い」を踏みにじるのは終わりにして貰いたいのだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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  • 絶望的
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