ここから本文です

上映中

ライアー×ライアー (2021)

監督
耶雲哉治
  • みたいムービー 182
  • みたログ 1,098

3.43 / 評価:1008件

絶望的なギャルコスプレも添え物になってる

  • dr.hawk さん
  • 2021年3月3日 19時06分
  • 閲覧数 1265
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

2021.2.27 イオンシネマ京都桂川


2021年の日本映画
原作は金田一蓮十郎の同名漫画(講談社、2010年、全10巻)
義姉のJKコスプレ姿に一目惚れした弟とのラブコメディ映画
監督は耶雲哉治
脚本は徳永友一


物語は渋谷のハチ公前にてJKコスプレ姿の高槻湊(守七菜)と、その義理の弟・透(松村北斗 By SixTONES)が出会うところから紡がれる

そして湊のモノローグにて、その出会いに至った経緯が紡がれていく


湊は城好きで歴史系サークルに入っている地味女で、透も同じ大学に進学していた

だが透の女癖の悪さが原因で二人の仲は最悪

大学構内では半径10メートルに近づくなと念書を書かされる始末だった


そんな湊は友人の野口真樹(堀田真由)から「写真撮影のバイト」を頼まれる

真樹から女子高生の制服を渡された湊はギャルメイクを施されて、渋谷のど真ん中で撮影されることになった

そこに偶然居合わせたのが透だったのである


透は「何してんの?」と姉に気づいて話しかけるものの、湊は「人違いじゃない?」と嘘をついた

それで終わるかと思った邂逅も、なぜか透が一方的に湊に惚れ込むと言う謎展開になり、湊は仕方なく「みな」と名前を偽り、透の強引な推しに負けて付き合うことになったのである

湊としても、透の女癖の悪さを矯正してやろうと言う思惑を持ってい他のだが、どんどん深みにハマる中、あまりにも純粋に自分を好きになってくれる透を見て想いを寄せていってしまうのである


タイトルが『ライアー×ライアー』なので、「二人ともが何らかの嘘をついている」と言うのはわかる

湊の嘘が先にわかるので、物語の牽引としては「透の嘘は何か?」となってくる

真っ先に考えられる透の嘘は「実は最初から気づいて付き合っていた」と言う悪戯系か、「嘘をつく姉を困らせようとしている」と言うタイプのものだった

だが、この映画ではその予想をうまく裏切る展開になっていくのが面白く、その思い込みをうまく利用しているようにすら思える


血のつながらない兄弟系の映画はたくさんあって、その系統は「出会いがいつだったか」に区分される

恋仲になってから「親の再婚で断念」パターンと、「親の再婚が先で互いに惹かれ合うジレンマ」パターン

この映画では「親の再婚が先」だが、物心つく前のことで「好意と関係性の変化」に悩んだ末に生活が乱れると言う内容を描いている

それらの根幹となる「好き」と言う透の感情が拗れて今に至るのだが、この映画ではその回収がやや駆け足に感じた

また、透に入れ込んでいく湊の心の過程は繊細ではあるものの、突然芽生えたような印象もあり、幼少期の頃に「恋心があったけど隠した」と言うエピソードがないのは残念だった


この「物心つかなくて環境を受け入れた弊害」が一方通行なのと、悪戯から始まって透の本当の気持ちに気づいていくと言う流れの中で、湊の感情をメインで描いているのにも関わらず、結局のところ「思ってたよりいい奴」から「姉弟関係」をあっさり超えて恋愛に行ってしまうところがややあっさりしすぎていたように思う

連続ドラマなどでじっくりと描いて、付き合った後の障壁(映画内では両親もあっさりと受け入れる)なども全くないので、エンドロールで結婚式まで見せてしまうのはやりすぎ感は否めません

特殊な恋愛なので、気持ちの確認よりも事後の方が物語の重さがあるのと、恋愛の障壁に対するカタルシス(反対勢力を乗り越える)などがないのはスイーツすぎるのではないでしょうか


いずれにせよ、ジャニーズの若手を売り出すためのPV映画の域は超えていないので観る人を選ぶとは思うが、キラキラ感だけでは深みがないのは事実である

それを求めるのは筋が違うという意見もあると思うけど、今の視聴者層は低年齢化していても「中身は大人」であることも多いし、こう言ったライトな設定から学びを得るという特性もある

なので、この映画における功罪として「もし兄貴(弟)が血が繋がっていたらどうしよう」という疑似的な感覚を観客に持たせられるだけのクオリティは必須だったのではないでしょうか

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • かわいい
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ