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ブラック アンド ブルー (2019)

BLACK AND BLUE

監督
デオン・テイラー
  • みたいムービー 48
  • みたログ 121

3.98 / 評価:92件

今日の人種問題に触れた作品なんだけどね

  • 文芸サロン さん
  • 2020年7月30日 17時05分
  • 閲覧数 200
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画にせよ小説にせよ、わかりやすいことは決して悪いことではない。本作品は黒人女性の新米警官が汚職の現場を目撃して汚職警官から追われるサスペンスだ。舞台は南部の都市ニューオーリンズ。黒人たちの賑やかな葬式が行なわれる街でジャズ音楽発祥の地でもある。しかし映画の舞台になるのは、ハリケーン・カトリーナの被害を受けた地域だ。映像に取り込まれたいまだ荒廃した街の様子が繰り返される。
 主人公となる新米の女性黒人警官は、そこが生まれ故郷だ。かつて不良であったらしい主人公は、兵士としてアフガニスタンに行きその後警官になった。正義感あふれる主人公を「007」でマネーペニーを演じるナオミ・ハリス(英国の俳優さんです】が熱演する。なぜ彼女が警察官になったのかを幼馴染みに語るシーンはむしろ余計で、熱い正義感だけ見せるほうがよりドラマとしてはまとまりが良かったはずだ。
 映画では警官の汚職以上に黒人への差別意識が描かれている。この点で現在アメリカ全土に広まりつつある人種差別反体のデモと結び付く。ある意味黒人解放運動を予言したような作品なのだ。しかしそのようなオーラが見えない。というのも人物が複雑にからみ、主人公が追い詰められる前半に比べて終盤はごちゃごちゃしてまとまりがつかない。
 誰が味方で誰が敵なのか?そのわかりやすさが映画のテーマの掘り下げを妨げてしまった。サスペンスとしては落としどころまでがごちゃつく。エンタテインメントでありながら、ブラックムーヴィーでしかもフェミニズム映画なのだ。ちょっと幅を広げすぎだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
  • かっこいい
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