“福祉あるある”
- kiharu_sad さん
- 2021年2月26日 18時59分
- 閲覧数 1269
- 役立ち度 9
- 総合評価
三上が福祉施設で働き、そこでのいじめを見て見ぬふりをして、
その後の同僚との会話でも、同調圧力に負けてしまうエピソードが
この作品の価値を数段高めています。
介護従事者でも、差別心やモラルの低い人もいます。
よく、福祉や医療従事者が天使のように描かれることが多いけれど、
現実は違います。
でも、ただ悪い人と描くのではなく、知的障碍の同僚のミスが
利用者を危険に晒すことを考える、仕事に対して真面目である青年です。
多面的に描かれていることろが、この作品を奥深くさせていると思いました。
“福祉あるある”ですよね。
作品としては派手さは無いけれど、優れたシナリオ、
役所広司の芝居の説得力は凄いなあと改めて思いました。
詳細評価
イメージワード
- 悲しい
- 知的
- 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?