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カウントダウン (2019)

COUNTDOWN/COUNTDOWN

監督
ジャスティン・デク
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3.05 / 評価:40件

理不尽を運命と捉えるよりも大事な規約確認

  • dr.hawk さん
  • 2020年9月29日 20時57分
  • 閲覧数 190
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

2020.9.29 字幕 イオンシネマ京都桂川


2019年のアメリカ映画
余命がわかるアプリを入れた若者たちが謎の存在に襲われるホラー映画
監督&脚本はジャスティン・デク


物語はティーズパーティに参加するコートニー(アン・ウインターズ)が描かれて始まる

仲間内でゲームと称して「カウントダウン」という余命がわかるアプリを入れることになったコートニー

友人たちに平均寿命が示される中、コートニーだけは「残り3時間」と表示される

みんながいたずらアプリだと嘯く中、コートニーは身の危険を感じ、泥酔している恋人のエヴァン(ディロン・レイン)の車に乗らずに徒歩で帰り出す

だがその途端にアプリから「規約違反」との警告が発せられ、余命の時間に彼女は何者かに殺されてしまう

そしてエヴァンもその時刻に事故を起こして重傷を負ってしまうのであった


物語はエヴァンが主人公の看護師クイン・ハリス(エリザベス・ライル)の病院に運ばれるところから動き出す

エヴァンの余命は手術日を示していて、彼は手術が失敗するのだと思い込む

担当看護師のクインは彼からそのアプリの話を聞いて自身もそれをインストールする

そして、彼女の余命は「あと3日」と示されてしまうのである

クインもいたずらアプリだと思っていたが、手術を控えたエヴァンが病院の階段で転落死を遂げたのを聞いて「このアプリは本当に余命を示しているのでは?」と思い始める

そして、その余命宣告日の予定をキャンセルすると、彼女にも「規約違反」のメッセージが届いてしまうのであった


あんまり深く考える映画ではないのだが、主題としては「理不尽な死を運命と受け止められるか?」というものになるだろうか

クインとその妹ジョーダン(タリタ・ベイトマン)、そしてクインがスマホショップで知り合うマット・モンロー(ジョーダン・キャロウェイ)には「共通点」があった

それが肉親の死であり、その死を「自分の責任ではないか?」と考えてしまっているところである
(マットは弟ジェフ(ジェニー・ベリーマン)の死の際におもちゃを奪ったことを後悔している)


肉親の死に際して残った後悔

それが彼らを苦しめる

だがそれが理由で余命が短い訳ではない

彼女らの余命が短いのは、「理不尽な死に対する考え方」ゆえに発生している

だから「利用規約」には「運命を受け入れること」が明記されている

実際のところ、その理不尽な余命を受け入れた時にどうなったのかは描かれないので、出口のないお化け屋敷に入っているような感覚で「運命を受け入れる強靭な精神」が試されているという展開にはならない

肉親の理不尽や「余命宣告」がなくても「危機回避」をしていた可能性があるので、規約遵守と規約違反の対比がないのは残念でならない
(映画上ではマットが規約違反をしたかどうかは描かれていないのだが、同じように運命に抗って殺されているので規約違反があったと見て良いだろう)


ちなみに「音とカメラワークで怖がらせる系」のホラーだったのだが、その辺りは飽きさせずに見せれたと思う

だがサリヴァン医師(ピーター・ファンネリ)との不倫云々のエピソードはクインの状況を「ホラー的に」悪化させている訳ではないので不要だと感じるし、彼が他の看護師を含めて告発されたというエピソードも意味がない

またクインがサリヴァンを殺したら助かると思った理由が不明で、そこでいきなり彼に狙いを定めたのは意味がわからなかった

モルヒネ使って「仮死」みたいな無理やり展開に持っていくための要素にしか見えないのは残念でならない


まあ、ジョン神父(P・J・バーン)もホラーテイストの物語では浮いていたのでミスキャストに感じたが、緊張と弛緩という意味合いではギリギリセーフかなあと感じた

ベタに悪魔論議に走って、多分「バフォメット」あたりのエピソードをぶっ込んできたのだろうが(あんまりはっきりとは覚えていないが)、バフォメットアイコンのアプリで余命宣告という時点でインストールしたらダメでしょう

もっとも匂わせレベルではあるものの、あのアプリの時点で「悪魔系」というのがわかってしまうのもちょっと微妙だったかもしれません


いずれにせよ、「どう殺されるか?」を楽しむタイプの映画で『ファイナル・ディスティネーション』シリーズから「スプラッター要素を排除した」ような作品になっている

理不尽の連鎖が続き、回避したのにも関わらず「アップデート」されるところは面白い

一度入れたら消せないアプリ

皆様もアプリをインストールするときは「利用規約」をしっかり読みましょうという啓蒙的な映画だったのではないだろうか

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