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クライマーズ (2019)

攀登者/THE CLIMBERS

監督
ダニエル・リー
  • みたいムービー 22
  • みたログ 43

3.51 / 評価:35件

中国の凄さを世界に知らしめる作品

  • wxj***** さん
  • 2020年10月2日 16時39分
  • 閲覧数 362
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1960年、ファン・ウージョウ率いる中国登山隊は、チョモランマ登頂に挑む。
過酷な冬山の様子は寒々しくて、映像もリアルで本格的。

突如雪崩が発生し、隊員ソンリンが滑落の危機にあう。
命を優先させた隊は、彼を救い証拠のカメラを失ってしまう。
仲間の命も失い、いかに難航で過酷で壮絶な挑戦かがよく分かる。

最終的にたった3人で、世界で初めて北稜からのチョモランマ登頂に成功する。
だが、様子を撮影することが出来ず、偉業は国際的に認められないまま終わる。
登頂の証拠より、ソンリンの命を優先した選択の結果だった。

15年後、身をやつしボイラー室で働くファンに、朗報が入る。
チョモランマ登頂を目指す、第二次登山隊が結成されるという。

ファンは、かつての悔しさから婚約者であるインと溝が出来ていた。

チャン・ツイィーが、相変わらず可憐で美しくて素敵だった。
60年と75年の、どちらも演じられる若さがさすがだよなぁ。

ファンは、かつて成功した時のメンバーを集結させ、新たなチームを作る。
ソンリンは、命の恩人でもあるファンを、感謝と同時に恨んでもいた。
あの時カメラさえあれば・・・という後悔と悔しさが、忘れられない。

2人はぶつかりながらも、やがてかつての絆を取り戻していく。
ソンリンは以前の登山の際、凍傷で足先を失っており、登頂は出来ないが。
経験者として新たなメンバーを指導、鍛え上げて連絡役に徹する。

カメラマンとしてリー・グオリャンを抜擢、測量士のヤン・グアンたち新しい仲間と共に、愛と名誉を賭けチョモランマ登頂に再び挑む。

ここから延々と、舞台は雪山の壮大なロケーションで展開していく。
事実に基づき、丁寧に再現した実録ドラマであり、山岳アクション・アドベンチャー。

その中に、ファンとインの壮年世代、リーとヘイムーダンの若者世代、二つのラブロマンスも盛り込む。
互いの無事と成功を祈る、極限下での愛を描いています。

物語の内容自体は、単純明快、ただただ登頂に挑んだ者たちの成功までの物語。

新たな登山隊は、様々なハプニングに見舞われて、苦難の連続。
まだ経験値が浅く・・・というのも、分からなくはないのですが。
オイオイ、まだこの段階でそんな・・・大丈夫か?!と思うほど危うい。

隊員たちは苦労を重ね葛藤しながら、様々な困難に立ち向かっていく。
雪崩が起き、滑落の危機、大吹雪に見舞われるなど、命の危険を伴う状況下。

VFXの映像美はお見事で、迫力あってハラハラドキドキさせるのですが。
それが延々と続くので、同じことの繰り返しというしつこさを感じてしまう。

駆け寄ろうとすると何かが落下してくる、というパターンも同じだし。
スリリングですごいなぁ、と思うけど、それがずっとだと食傷気味。

ファンは仲間をかばい、肩を怪我して登頂が困難になってくる。
ヤンもまた、大怪我をしてある犠牲を払う事となってしまう。

そこでリーは、自分達に任してくれと、新たに隊を率いると申し出る。
結局、無謀な賭けはある悲劇を招くのだが、自己犠牲の美学を感じさせる。

今作、徹底して中国万歳!中国ってスゲエだろ!という、中国礼賛映画です。

インは気象学者でもあり、ファンの長年の夢を叶える手助けをする。
登頂の成功は、イコール2人の愛の成就を意味している。
命がけで・・・という愛を貫こうとする姿が、感動を呼ぶんだと思う。

ファンを演じたウー・ジンも、やっぱり渋くてカッコいいですね。
たくましくて、リーダーとしてのカリスマ性やオーラを感じさせる。

山の気象は常に変化し、先が読めずに葛藤を繰り返す。
本当に、いかに大変な偉業を成し遂げたかが、よく分かる。

そして、最も困難な場所にはしごをかけ、ついに念願が叶う事となる。
最後まで諦めずに、粘り強く挑み続けた執念と根性の結果でもある。

さらに、仲間との友情と絆、支えてくれる人たちの愛の力でもある。
成功する事は分かりつつも、やはり夢が叶う瞬間は感動的。

あれ・・・肝心のあの人は結局・・・と思ってたら、最後の最後に登場。
さらにその後の物語まで描かれるとは、意外性もあって良かった。

まさかの登場で、ビッグネームが一番美味しいところを持っていったわ。
最後が一番感動したし、誓いを果たした姿が素晴らしかった。

まあ、言ってる通り、中国の凄さを世界に知らしめる、という作品です。
その後の成功があるのも、すべて中国のおかげですよ!という。(笑)

迫力あるワイヤー・アクションや、サバイバル劇は楽しめました。
たっぷり詰め込み過ぎて、お腹いっぱいなくらい堪能しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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