頑丈な主人公だな~
- bakeneko さん
- 2020年10月14日 18時56分
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1960年と1975年に最も危険な北稜からのチョモランマ登頂に挑んだ中国の登山チームの奮闘をロマンスや登攀危機を盛り込んで活写してゆくー“登山アドベンチャー+人間ドラマ”の力作で、山岳ロケとCGを駆使して観客を世界最高峰の登山に同行させてくれます。
1960年、中国の登山チームは隊長たちを失いながら北稜からのチョモランマ登頂に成功するが、カメラを失くしたために証拠映像が撮れず、国際的認知はなされなかった。更に文化大革命によって登山者たちは下放などの懲罰職に就かされ、登山どころではなくなってしまう。
文革もほぼ終結した1975年。大規模な登山チームを組んだ中国登山隊は、雪辱に燃えるかつての隊長:ファン・ウージョウ(中国の武田 修宏ことウー・ジン)、カメラを落としたことを生涯の痛恨とする:チュイ・ソンリン(中国の長渕剛こと チャン・イー)、ファンに想いを寄せる気象科学者:シェイ・イン(40歳越えでも女学生役が何の違和感もない チャン・ツィイー)らに加えて、若い登山者たち(ジン・ボーラン、フー・ゴー、チュイニーツーレン♡)を送り込むが、万全の準備&大人数をもってしても大自然の猛威の前には蟷螂の剣で…というお話で、実際には夜間登頂したため頂上での写真撮影が出来なかった最初の登頂を雪崩によるカメラの喪失が原因としたり、主人公の恋愛ロマンスを盛り込んだりして娯楽性抜群の仕上がりとなっています。
現地ロケも含めた登山風景のリアリズムと荒れ狂う風&雪崩の描写に圧倒される作品で、何度も登攀を観ているうちに最も危険な場所のヤバさも自分が経験した様に身に沁みついてきます。
また、西洋諸国へのアジア人としての対抗意識も描かれていて、他国の山に勝手に名前を付けて悪びれない“西高東低”の文化感を何とか覆したかったことも活写されています。
圧倒的な自然の力とそれに対抗する人間の挑戦を、ヒューマンドラマ+恋愛ロマンも盛り込んで映し出してゆくスペクタクルドラマで、“登山を証明するためにしなければならないこと”も提示されますよ!
ねたばれ?
1、そんなに直ぐ化石が見つかるかなあ?
2、ジャッキー・チェンの若い頃はあんなにハンサムじゃないぞ(―御免なさい)
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