あらすじ・解説
生後まもなく失明したハルは2歳で父と死別、盲目のため7歳で旅芸人「瞽女」としての修行を始めた彼女は、母トメ(中島ひろ子)から厳しくしつけられる。8歳でフジ親方(冨樫真)と共に初めての巡業の旅に出たハル(川北のん)は、その年に母を亡くす。厳しい修行に耐える中、厳格なフジ親方からは目の不自由な身で過酷な世間を生き抜く力を、サワ親方(小林綾子)からは人生のすべてを素直に受け入れる寛容な心を受け継ぎ、ハル(吉本実憂)は一人前の瞽女として成長していく。
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予告編・動画
作品レビュー(12件)
- jap********
5.0点
小林ハルさんの人生の軌跡がうまく、簡潔にまとめられている。 愛情に裏打ちされた厳しさ、はいつか理解されるものだということを改めて感じた。 演者の皆さんの好演も観る価値がある。
- tok********
5.0点
瞽女とは、盲目の女旅芸人のこと。本作は実在した小林ハルさんの描いたもの。こういう人が存在したことを知れたことはよかったと思う。途中酷い仕打ちを受ける場面があり、うわっと思わず声を出してしまった。人が生きるということは凄いことだと改めて思わせてくれた作品。
- lud********
4.0点
実在した瞽女、小林ハルさんをモデルに作成されたことがリアリティを生む。 きっと盲目の方の人生は、その程度の差はあっても現代でも変わらないだろう。 さまざまな苦難を乗り越えて生きる姿をみて自らの人生を省みると、まだまだやれることがあるのにと思う。 とにかくキャストが良いが、とくにハルの子供時代を演じた子役が素晴らしい演技を見せている。非凡な才能を感じる。 迫真の演技というのはこのような演技を言うのだろう。 105歳まで生きたというハルさんは、苦難の修行で得た生命力あふれる方だったと思うが、きっと来世では明るい光を得ると信じたい。
- ひーろーかむおん
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - yos********
3.0点
“瞽女”という言葉を知らなかった。 知らなかったし、読めなかった。 お恥ずかしながら… 障害を持って生きていくことが大変だった時代。 と言っても昭和は我々が生きてた時代。 まだそんなに遠い昔ではないけれど 生きるためがこんなにも大変なことだったんだ。 現代も決して誰もが暮らしやすいと言えない かも知れないけれど… 生きていくために母は鬼となり 厳しい修行の旅を経て 真の師匠と出会い祭りの旅が始まる。 心優しい人との出会いの中には そうでない人との出会いもある。 それでも心が美しい人だったからこそ 乗り越えてこられたのでしょう。 私は明るい目を持って生まれたのだから 心の美しい人でありたいと思った。
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