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タイトル、拒絶
2020年11月13日公開

タイトル、拒絶

R15+982020年11月13日公開

tal********

4.0

ネタバレリアリティー

風俗嬢になる直前で怖じ気づいて逃げ出した主人公が、登場人物の中で唯一まとも。 それ以外の人は皆どこかはみ出しているというか壊れている。 キョウコが良太に好きだ好きだと言い募るが良太は酷く邪険に扱う。 その言い方があまりにボロクソで、まるでそう言わないと自分のプライドを保てないような感じ。 でもキョウコの方はとても嬉しそうで甲斐甲斐しく世話を焼く。 恋愛というより共依存で、見てて痛々しい。 売れっ子のマヒルがいつも楽しそうでちょっと作り物っぽいなと思っていたら、やはり育った環境に闇があった。 マヒル役の女優さんは役にハマっていて、ポジティブというより悲しみや辛さを封じ込めて仮面で笑っている感じがよく出てた。主役を喰ってたと思う。 妹は奪われ搾取され続ける人生で、姉とは表と裏の人生。 こちらの女優さんも役にピッタリ。 お姉ちゃんはうまくやってズルいと言う妹の気持ちも分かるが、お姉ちゃんの人生も十分すぎるぐらいハードモード。最後飛び降りるのかと思ったが飛び降りなくて良かった。 そしてカノウが秘かに想いを寄せていたハギオは、一見優しくて常識的に見えたのだが、実は女性と関係を持って金品を貰っていた。 ああやっぱり、ていうか。 結局カノウのような人は、風俗業界にいてはいけないんだと思う。 これまでにも風俗嬢の出てくる映画はいくつか見たが、この作品が一番リアリティーを感じた。 と言っても私は風俗業界を全く知らないのだから何がリアルかなんて判別しようがないのだし、この映画にリアリティーを感じるのは偏見があるからかも知れない。 実際のところはどうなんだろう?風俗嬢がこの映画を見たらどう思うんだろう?とても気になる。

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