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上映中

いのちの停車場 (2021)

監督
成島出
  • みたいムービー 303
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3.44 / 評価:600件

安楽死はこれまでも何度も提起されているが

  • kaz******** さん
  • 2021年6月15日 10時30分
  • 閲覧数 618
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

大学病院で救命救急医として働いてきた白石佐和子は、ある医療事件の責任を取る形で大学病院を辞め、金沢のまほろば診療所にやってきた。そこで在宅医療を経験し患者の命の『看取り』を学んでいくのだが、そこにはどうしても越えられない壁があった。
 吉永小百合が、患者の『生』に寄り添い命の燃え尽きるまで最善の医療を施す良心的な医師の役を演じる。そして、院長はじめ、看護師の麻世、大学病院退職の原因を作りまほろば診療所に求職した野呂と、取り巻きはみんな善人だ。
 患者のエピソードは、がんなど重篤な病気の末期のひとばかりで非常に辛い。患者の家族からは治療に対する不満で責められる場面も多く、並みの精神力では持たない。そのなかで、プロ棋士の中川智子のエピソードは闘争心がありながら死を簡単に受け入れている点、財力がありながら在宅医療に高度医療を望む江ノ原への対応などは緩い気がする。
 人魚になりたくて死ぬ前に海が見たいという小児がんの萌の希望を叶えるエピソードには感心した。
 ラスト、脳卒中後の頭の激痛に悩む父の『延命治療はするな』という願いに応えるような『安楽死』を匂わせたシーンは疑問だ。院長に診療所の辞意を表明し、看護師の真世にも『みんなで新しいまほろばを作っていくの』と言った言葉はどうも気になる。

詳細評価

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イメージワード

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  • 絶望的
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