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いのちの停車場
2021年5月21日公開

いのちの停車場

1192021年5月21日公開

lei********

4.0

主役がほかの人だったらなぁ…

終末期医療を担う在宅医療専門の医院を中心に、 それぞれの患者さんの最期や、医院に勤める人自身にも 訪れる人生物語を描いた良作。 スタートから20分ぐらいは期待していなかったけど、 在宅医療を患者ごとのオムニバス形式で描き始めてからは がぜん面白くなって最後まで退屈することなく楽しめました。 しかしながら、問題は主演の「吉永小百合」さんですよね…。 いいか悪いかは別として、正直なところ、初めの救急医療の シーンでは頑張っているんだろうけどそれでも浮いているし、 お父さん役が同い年の俳優さんって…。 どういう設定でどういうつもりでキャスティングしたのか 意図が全くよくわかりません。 あと、「安楽死」を結局どう扱うつもりだったのか。最後は 手を下すことはせず物語は終わりを迎えますので、その解釈は 観た人に委ねられていますが、大半の人は「やっちゃった」と 捉えるような演出だったのではないでしょうか。 いくら何でも、自分の娘を罪人にしてまで痛みからの解放を 求める親がどこにいるだろうか…、この点にも非常に もやもやしたものを感じました。 「主役のキャスティング」「安楽死」この2つを差し引いても ストーリーは十分楽しめたと思います。 ただ、小池栄子さん演じるがんを患った芸妓さんが、 ストーリー上最後まで放置されている辺りに、オムニバス形式 原作の映画化の難しさを感じました。 (「旅猫リポート」の最後のシーンで知らん奴出てた…、みたいな)

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