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ストレイ・ドッグ (2018)

DESTROYER

監督
カリン・クサマ
  • みたいムービー 77
  • みたログ 169

3.38 / 評価:124件

ほし みっつ!

ニコールキッドマンがこれまでの美人女優のイメージを大胆に変えて挑んだ、刑事サスペンス映画。ヒューマンドラマというのが本当なのだが、夫を撃ち殺したギャングのボスを探し追い詰める刑事というイメージが自分的には強い。

ほぼノーメイクで荒れた肌でくちびるも乾き、ギャングを追うことにより暴力を受け怪我を負いフラつく様子が、あのニコールキッドマンかと思うほど強烈であります。
本人は女性監督に強く応援している。この作品にもそういう感情がこの汚れ役を受けたのだろう。

見るからにアウトロー刑事。キレやすく強引でちょいと悪さもしちゃう。
とても母らしさはなく、当然の如く幼少期の楽しい記憶なんて一切ないよと責める娘は、もうグレてしまう。年上の不良にべったりの娘にここだけは心配して、将来を考えろと訴える母のキレかたもこれまた強引で強烈。
これじゃグレるのもわかるよ。
ただ終盤の母の告白。嫌がる娘に無理に聴かせて、父親のことと自分の責任を話すシーンはグッときます。
娘が小さい頃記憶にある冬山キャンプはなんだったの?と質問する。おそらく心中しようとしていた母だと思うが真実は語らない。
幸せになってね。どうしてそんなこと今言うの?。いいシーンだなあ。

十数年前の潜入捜査時代の時のギャングたちへの聞き込み。
これと同時に過去の映像と現在と混じり合って物語は進む。だんだんと主人公の行動理由や目的がわかってくる流れは素晴らしい。
冒頭のシーンが終盤に、そうだったのかとわかる演出もナイス。

あと潜入中のボスに即されるロシアンルーレットのシーンは息が詰まった。ここの演出はお見事。ボスの非情さも際立った。


見た目インパクトの主人公、潜入捜査時代の失敗、娘の反抗、ギャング組織、復讐。題材はありきたりだとは思うが、物語の現在と過去の描写の仕方、捜査の本質を捨て復讐に走る主人公、ニコールキッドマンの熱演、面白かったと思うんだけどなあ。興業収入見ると製作費の半分にもみたない結果だったようで残念。こういう刑事ものって古いのかな。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 絶望的
  • 切ない
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