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ビューティフルドリーマー
2020年11月6日公開

ビューティフルドリーマー

752020年11月6日公開

tat********

1.0

ネタバレグレーゾーン

本広克行青春3部作(サマータイムマシーンブルース、幕が上がる)の締めとしてはあまりにも寂しい出来。 最も気になるのは、うる星やつらビューティフルドリーマー(BD)との関連性が、宣伝媒体、パンフレットにも全く触れられていない事。 映画は押井守の「夢みる人」をベースに描かれているとの事で、映画部が文化祭の為に映画を撮るのだが、その映画の内容が正にBDの二次創作。 緑の髪型の女子がだっちゃ、暗いよ狭いよー、サクラ先生らしき方のシークエンスや、巫女になる等(当然あたるらしき人物も登場する)枚挙にいとまがない。これら人物設定は高橋留美子によるもので押井守、本広克行のものでは無い。 文化祭が舞台、冒頭の戦車の砲塔や風鈴の件、カビ埃に塗れた部屋、其処でのデパルマタッチやラストの舞台となる学校が友引高校そっくりで引きで終わる処などはBD。つまり本作はBDベースで書き起こされた押井守の「夢みる人」という免罪符を元に作られ、おそらく高橋留美子にも許可を得ていないまさしくグレーゾーンの映画と思われる。 ノークレジットでとの原作者サイドの意向があれば別だが。 あまりの酷さに怒りさえ覚える。 BDに拘りは無いが、いくら予算のない、現代のATGたるシネマラボの第1作がこれでは先が思いやられる。

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