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上映中

犬部! (2021)

監督
篠原哲雄
  • みたいムービー 267
  • みたログ 756

4.09 / 評価:715件

好き!で乗り越える苦難の数々。

  • Kainage_Mondo さん
  • 2021年7月25日 18時36分
  • 閲覧数 592
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

現実に犬や猫を飼うことは苦手な私だが、映画として観る分には没入して物語を楽しむことが出来てしまう。これも人間の身勝手なのだろう。

2016年「僕のワンダフル・ライフ」は、ラッセ・ハルストレム監督 ( 以下敬称略 ) が犬の側から 輪廻転生 を描き、単純な構成でありながら感動の傑作となったが、本作には、そんなファンタジックな仕掛けや、ドラマチックな展開は無い。犬が好きで、殺処分の運命にある犬たちを何とか救えないか、と腐心する青年たちの姿があるばかりだ。あんなアパートで犬猫を多数飼って、世話はともかく周囲の住民たちの理解が得られるのか ? 勉強など出来るのか ? 餌代はどう工面するのか ? などなど、説明抜きで突っ走るのだが、そこに拘っているようでは動物愛など語る資格はないのかも知れない ( 笑 ) 。

ストレートな展開に、『犬部』を立ち上げた 花井颯太 に扮する 林遣都 の熱演がピタリと填まっていた。柴崎涼介 に扮した 中川大志 も受けの演技できっちり話を盛り上げた。ホロリとさせられるエピソードも数多だった。動物愛護センターというご立派な名前のもとで、日々行われている殺処分。本作はそれを主たるテーマに据えていながら、現状を告発し、観客を啓蒙しようという強い姿勢には 今ひとつ欠けたように思えた。

各方面でソフトな着地を心掛け、理由は判然しないものの、希望に満ちた未来があるかのように描き、これだけの熱意を持った若者たちがいるのだから、きっと何とかしてくれるに違いない、と云う楽観のうちにエンディングを迎えるのだった。まぁ~ このご時世、暗い話は真っ平だから、このエンディングに乗りましょう ! と思ったけれど。


【 余談 】 田中麗奈 は久々の拝顔。重要な台詞もいっぱいあって懐かしかった。しゅはまはるみ は 2018年「カメラを止めるな ! 」以降、活躍がつづいていることが嬉しかった。

詳細評価

物語
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