ここから本文です

名も無き世界のエンドロール (2021)

監督
佐藤祐市
  • みたいムービー 184
  • みたログ 865

3.57 / 評価:708件

幾つもの魅力的な設定がお飾りで終わってる

  • qaz******** さん
  • 2021年7月25日 21時48分
  • 閲覧数 840
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

伏線はシンプルで山田杏奈演じるヒロインの忘れらることが怖いという思いと新田真剣佑演じるマコトのドッキリといつかヨッチのために大きな打ち上げ花火をあげるという台詞。

転校してきたその日からヨッチを守ったマコトのシーンから高校卒業直後まで簡略的ではあるが、頼れる家族がいない十代らしい切なさと互いを必要とする3人の関係性がよく出て冒頭のサンタの格好のキダが何を仕掛けるのか期待感が膨らんだ。

だが時系列シャッフルしてる割に死亡フラグが目立ったり、事故車を偶然にも()キダとマコトが務める店に出したリサのヒステリックさなど演出構成が子供にも分かるような作り。

板金塗装屋の閉業を機に忽然と消えたマコトの消息を追おうとするキダにここへ行け裏社会にも精通していると勧める板金塗装屋大友康平。
待て待て板金塗装屋何者だよ?マコトの所在もっと前に確かめられたんじゃないのかよ?
と、ここからモヤモヤ満載で話が進む。

そして親友マコトやヨッチのために裏社会の交渉人の道を選ぶキダ。
主人公の重要分岐点だが交渉人たる部分の面白みが驚くほど無い。
それと分からず周囲から固めたり有無を言わせない説得など交渉術の醍醐味皆無。
金か脅しは交渉の一つではあるが単純すぎて魅力がないから敵役しか使わない手口なのにそればっか。

しつこ過ぎる前フリのマコトのドッキリにラストもマコトのドッキリにキダが騙される予想は付いていたが仕掛ける場所を変えた打ち上げ花火。
キダは計画時に仕掛けるはずだった部屋の窓からマコトの命がけの復讐とヨッチに約束した打ち上げ花火を虚しく目に焼き付ける。
マコトもヨッチも忘れないってことで胸を掴まれるシーンになりそうなものだが途中からの変な設定のおかげか打ち上げ花火あげてやるって言ってたもんなー、でも復讐と合わせ技はヨッチ喜ばないだろうなー的な感覚で終わった。

復讐者に変わった新田真剣佑の得体が知れない部分を持った雰囲気も良かったし、交渉人やどのようなドッキリ仕掛けが待つのかなど魅力的な要素が色々あるのにそれらを使えない脚本家がこうしてしまったのか、そもそもプロットだけ良かったけど交渉術はじめ想像力に欠ける原作なのか2サスで十分な話だった。

因みにその後を書いたwebドラマreはもっと稚拙になりこの映画のアラがもっと目立つという駄目相乗効果があった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ