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上映中

ザ・ファブル 殺さない殺し屋 (2021)

監督
江口カン
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  • みたログ 2,392

4.21 / 評価:1911件

前作とはまるで別物 これぞファブル!

  • 月光雀 さん
  • 2021年6月19日 0時33分
  • 閲覧数 4065
  • 役立ち度 42
    • 総合評価
    • ★★★★★

前作は脚本がかなり酷い出来で、ファブルの強さを全く活かせていない
駄作という印象だった為、今作は見送るつもりでいました。

しかしどうやら脚本家が変わり、更に監督までもが脚本に参加している
という情報を得、何か気合みたいなものを感じたので、原作が好きとい
うのもあって劇場へ足を運ぶ事に。

結論から申し上げれば、本当に続編かと思う程に脚本が洗練されており、
非常に満足できる作品に仕上がっていました。
題名を「ファブル2」としていないのも、前作と一緒にして欲しくない
という、製作側の意思表示なんじゃないか・・と勘繰ってしまうくらい
の改変が成されており、映画製作者の本気みたいなものを感じました。

映画の2作目って駄作が多い印象なので、これは本当に嬉しかった。

では早速ネタバレしない程度に、内容へ触れていきたいと思います。

まず冒頭。
目立たず瞬時に、そして確実に行われていく暗殺。
ああ・・これですこれ。
これぞ原作に描かれているプロの仕事ってやつです。

前作のシューティングゲームの様な、くだらない殺し方とは訳が違う。

その鮮やかな手際に、息を呑んで見入るのみの自分。
ピカピカの車を惜しみなく使ったアクションシーンも気合が入ったもの
で、冒頭から引き込まれました。

そして堤さん演じる宇津帆。
善人と悪人の演じ分けが見事で、更に何か普通じゃない人物という個性
的な一面もきっちり体現していました。
プロの役者さんはやっぱり凄い。

そういえばパンクブーブーの彼もしっかり演技してました。
うるさくて鬱陶しい感じが良く出ていたと思います。
誉め言葉にはなっていないかもしれませんが・・

あとやっぱり続投の、宮川大輔氏演じるジャッカル富岡。
今回彼は、癖のある演技で果敢に攻めていましたね。
大好きな芸人さんなので「何か微笑ましいなあ・・」と思いながら観て
ました。
ギャグが面白いか面白くないかなんて些細な事です。
だってジャッカル富岡なのだから・・

でも基本的に、ユーモアのシーンはかなりレベルが上がっていたと思い
ます。
なんかウケを狙っているという、わざとらしさが全く無くて、微妙な間
とか自然な言動で笑わせる感じがとても良かった。
原作のシュールな笑いを映像化すれば、このような形になるのでしょう。
見事に踏襲されていました。

主演の岡田氏の演技が素晴らしいのは前作同様です。
特にクライマックスのキレキレアクションシーンは本格的で、爽快感が
半端無かった。
数秒単位で繰り返される攻防!カッコ良過ぎて目が離せません。
前作はどんなにアクションが凄くても、肝心の相手が全く倒れなかった
ので、何か敵の根性自慢を観させられてる気分になりましたが、今作は
バタバタとしっかり気絶したり再起不能になったりしていきます。
なので見応えは充分でした。

正に「伝説の殺し屋」ファブルに相応しい活躍だったと思います。

総評として
原作の良さをきっちり活かしつつ、かなり忠実に描かれており、時間が
経つのも忘れて楽しむ事が出来ました。
ただ前作の続きとして鑑賞すると、後半の消化不良だった部分を解決し
てくれる訳では無いので、違和感があるかもしれません。
なので前作の半分位まで観て、ファブルの最初の経緯を確認した後すぐ
に今作を観る位が丁度いいかと思います。

とにかく今作は「これぞファブル!」という素晴らしい脚本でした。
次回作も期待しています。

お奨めの作品です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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