2021年8月6日公開

映画 太陽の子

1132021年8月6日公開
映画 太陽の子
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(122件)


  • ひーろーかむおん

    3.0

    本筋とはあまり関係のない感想になってしまったが……

    加齢のためか、近頃、書くのが滅法界億劫になってきたので、一口寸評にする。  あらすじは、横着をして、WOWOWの解説の次のとおり。  『1945年の夏。  京都帝国大学・物理学研究室で働く若き科学者の修(柳楽優弥)と同僚の研究員たちは、軍の密命を受けて原子爆弾の研究開発を進めていた。  研究に没頭する日々が続く中、建物疎開で家を失った幼なじみの世津(有村架純)が修の家の離れに居候する。  時を同じくして、軍人となった修の弟・裕之(三浦春馬)が一時帰郷し、3人は久しぶりの再会を喜ぶ。  だが気分転換にと海岸に出掛けた世津と修は、戦地で深い心の傷を負った裕之の真の姿を見てしまい……。』  裕之は戦争の惨たらしさに心を病み入水自殺を試みるが、修と世津に見咎められて命を捨てずに済むのだ。  で、再び未来を見据えて戦地に赴くのだったが、送り出す母親(田中裕子)の所作が痛々しい。  今生の別れを覚悟したかのように、裕之の耳朶を愛おしそうに揉みしだくのだ。  これら一連のシーンは、実際の三浦春馬の痛ましい末路とリンクしてしまい、修の研究する原子爆弾の逸話はそれほど関心が持てなくなってしまった。  修を巡ってのエピソードでも田中裕子の演技が光る。  京都にも原爆が落とされるという情報を得て、皆が避難することを勧めるのだが、彼女は頑なに家に留まることを主張するのだ。  「それが、科学者の息子を持った母の責任です」という覚悟には、母なる者の偉大さを思い知らされた。  本筋とはあまり関係のない感想になってしまったが、三浦春馬の優しい儚げな笑顔は忘れ難く、出番こそ少ないものの、戦争の愚かさを母親という立場から所作で語らう田中裕子の存在感は圧倒的で、一見の価値は十分にありの3.4点といったところかな。  (メモ パスワードを忘れてトラブってしまったので、新たに開設した。  旧(fg9)レビュー数:4100件、新レビュー数229件目)

  • yos********

    4.0

    生きる苦悩

    テレビ版未鑑賞のまま本作を鑑賞。 テレビ版も見ればよかった。 戦争末期 まさにやるかやられるかの瀬戸際に それぞれが持つ“生きる苦悩”。 生きて研究し続けて完成させること 自らが戦地に赴いて戦うこと。 自分たちがしていることは日本のため 家族のため、友人のため、恩人のため。 でもそれは、すなわち敵国のそれらを 死に至らしめる“モノ”でもある。 対照的な“生と死の苦悩”が伝わった。 どちらが正しいというものではない。 ただただ多くの人の犠牲があり 多くの人が悲しみに暮れた。 そんな中には、別のところで苦悩する人たちがおり 死ぬことが美学、生きることが恥じ という全くおかしな時代に生まれてしまったこと。 しかしそのような先代がいたからこそ 今の我々の時代がある。 ラストの柳楽優弥のおにぎり食べながら 涙するシーンが印象的である。

  • cre********

    3.0

    題材はいいのだが、マンハッタン計画との対比は?

    題材はいいのだが、残念な作品に仕上がってしまいました。 マンハッタン計画との対比に一言で触れて欲しかったですね。

  • たまごロール

    3.0

    おにぎりが教えたこと

    劇中、若い三人が縁側で話す場面が秀逸です。 戦争が終わった後のことを考えているせつに兄弟が驚く場面です。 あの戦争が日本にとって、途中から手段と目的が入れ替わり、ただ勝つことだけになってしまっていた。何のための戦争なのかみんな意味を見失っていたのだとわかります。 生き残ることが恥だなんて、あんなことが二度と起きてはならない・・そんな気がしました。 史実に基づいている部分があり、実在の人物がいて実際の写真まで写すなら、劇中で説明があってもよかったのかな・・と思います。 ドラマ版より長尺になってて、やや間延び感がありますが、最後に付け足された「おにぎり」と夏の海岸の場面は、作品そのものの「救い」となり、良かったと思います。

  • mak********

    3.0

    戦争の恐ろしさ

    様々な戦争もの映画がありますが、原爆を開発しようとしている日本の科学者の話となると、今まで知らなかった角度から観ることができました。 つくった人、使った人、色々な人々がいるわけですが、良いこと、悪いこととかではなく、ただただ全て戦争が恐ろしいのです。

  • mon********

    3.0

    看過できない間延び感

    焦点の定まらない脚本もひどいがとにかく無駄な間延び感が半端ない。結果的に人を殺める道具を生み出す科学者の苦悩にも迫れてないし晴馬君や有村架純の個性も引き出せてない。柳楽君はあんなもんだと思うけど。

  • yum********

    3.0

    難しいですね...

    この作品の感想は難しいですね。。 何とも言い難い。。 原爆を作るべく研究している化学者が出てくるのですが...。。 要は 皆さんご存知の通り アメリカに先を越されるわけですが...。。 戦争系の映画は 辛くて苦手なのですか 結構 観ちゃいます

  • sal********

    3.0

    一番伝えたかったことは?

    科学者の物語です。主人公は柳楽優弥さん演じる石村修という京大生。 「一番伝えたかったのは何かな?」というのが、ちょっと残りました。 私なりに理解したのは、科学者というのは50年、100年先を考える人。研究開発したものは良いようにも、悪いようにも使われる。近い現実に捉われてしまうような人では、科学など出来ないんじゃないか、という事。その時々の相対的な価値観など全てを凌駕して探究する、探求し続けなくてはどこにも辿り着けないのが科学で、戦争の時代下にあっては、それは空恐ろしい存在にだってなり得るのだ、と。 修は、弟、裕之(三浦春馬さん)を特攻で空に失い、広島の被爆地を見た後でさえ、いや見たからこそ、この戦争のもと科学者であることに、自分の生の意味を見出さなければいけないと貫き通そうとする。だけど、愛するひと(有村架純さん)の存在の前に人間の感情に引き戻された、という話なのかな、と。 語られた言葉で残ったのは 「原子の力を解放する」と 「原子は死なへんのやね?」。 劇中良かった所 修と裕之が縁側で話しているところに、世津が入ってくる所。ちょっとクスっとさせられて救われる。3人が心豊かに過ごせた大切なひととき。心に残る一幕。 俳優さんたちの演技 ・有村さん 「京都弁馴染む〜」と風呂焚き付けの所で思った。 ひとり、戦争の先を見ようとした女性「世津」。揺るがぬ決心と内に秘めた強さを存在そのものから醸し出していた。 ・柳楽さん 学生帽、丸メガネ、大きなリュック、立ち姿。理屈なく好きだなぁと思った。 「ちょっと大丈夫かな。このひと。実験のことしか考えてないんじゃないか?」「科学者に情はないんかい。いやでも、そんなわけない、きっと・・」と、そんな考えに揺れながら観ていた。科学で新しいものを見たいという純粋な探究心と、殺戮兵器開発に加担してしまう事の狭間で、とても難しい役どころだったと思う。ただ、最後までこの人を信じたいと思わせる存在感が良かった。 彼の演じる科学者、石村修のその先を見てみたいと思った。 ・三浦さん 今いないことは全く考えないで済むくらい、「軍人、石村裕之」だった。いつも、そう。この人が演じると役のひとそのもの。 裕之が帰ってきた所は、スクリーンから伝わってくる空気感がハンパなくて、「なんなんだ、、」ってなった。静かで美しい緑溢れる京都の自然を背景にすっくと立ち「ただいま」と。 顔は笑うのだけど瞳は暗い。その瞳の奥に、絶え間なく生死のはざまで過ごしてきただろう戦場の風景を、自分も垣間見てしまうような錯覚を覚えた。 ・自分は、映画を見るときは物語の人として見ることを決めている。俳優の○○さん、という見方はしない。物語の世界に入り込みたいし、演じた方に失礼だと思うから。 でも、今回はちょっとダメだった。こんなにこちらの感情を揺さぶる事ができるひとが、いなくなってしまうなんて、と。裕之としての圧倒的な存在感を前に、三浦さんという俳優が次の役を演じるのを見ることはもうないんだなって思いが迫ってきて、それをどこかへ押しやる事は出来なかった。 ・イッセー尾形さん 他の登場人物もそうだけど、自らの感情を吐露するような事はあまりない。戦時下では皆そうだったのだろう。だからこそ、見ているこっちがその感情を想像することが出来るくらい充分に俳優が上手くなきゃいけない。 この方は特にそういうのを求られる役どころだった。「早よぉ行ってくださぃや」には泣けた。 ・葉山奨之さん 周りが戦地に行く中で、自分が研究室に留まることに葛藤を抱え、志願、出陣しようとするが引き戻されてしまう。その無念と安堵が入り混じる表情に、この若者は再び科学を拠り所に生きてゆけるのだろうかと考えた。 ・國村隼さん 彼だけは科学者であることに微塵も揺るがなかった人。恐らく彼には、核爆弾を開発出来ない事、戦争に負ける事はみえていた。学生たちを出陣させないよう計らったのは、未来を作る科学者達を失った先の国の将来を案じたのではないか。 ただ、修が比叡山に登り原子爆弾を観察すると言った時、わずかの動揺があって何か少しホッとしてしまった。 ・田中裕子さん おにぎりを握るシーンが良かった。やはり言葉はものすごく少ない。この時代の軍人の妻でありお母さん。立ち姿、振る舞い、表情から伝わってくる感情が凄く強かった。 ただ、脚本の問題だろうけど、お母さんが長男の修を大事にしたらしい背景が分からなかった。 ・音楽 良かったのはチェロ、バイオリン。 ただ、ごめん。何故に最後にあの歌? あれはちょっと、、ない。 8月終戦記念日近くの公開だけど、「反戦」は二次的なテーマではないかと私は思った。戦時下で未来を見ようとした若者たちの物語から、何を受け取るかは観客に投げられているんだと思う。 「太陽の子」その意味は? 原作を読んでみたくなった。

  • yuh********

    5.0

    見てよかった

    三浦春馬さん最後の出演作品なので、早く見たいと思いつつ今日となりました。 母からは広島が被爆したあと広島駅に降りた時、焼け野原で宇品まで見えたことを聞いたことがありました。映画という大きな画像を見て、被爆直後の(本当はもっとひどかったのかもしれませんが)広島に追体験のような感覚になりました。 断片的な知識ですが、京都帝国大学の調査団が広島に入った時、墓石がずれている、動いている状況から原子爆弾の威力を計算したり、比叡山で観測を検討と、そこで何十万という人間が命を落としているのに、科学者の冷静と人間の矛盾を感じたことを思い出しました。 この映画館では、同時に多分、三浦春馬さん最初の出演作品、森の学校を掛けており、粋な計らい、ありがとうございました。

  • Limone*

    5.0

    生まれ落ちた時代を生きる

    テレビドラマで見たものと、映画の印象が全然違いました。 生まれ落ちた時代を手探りで懸命に生きる人間と、それをみつめる厳しくも優しい目、寂しい目。 毎日毎日をみつめ懸命にまっすぐ生きている内に、ちょっとずつ迷っていく。 観終えたあとの余韻が、なぜか遠藤周作や三浦綾子の本を読んだ後のような、何か神の目を感じるものがあり、啓示の神々しさに打たれました。 人間の業というのは、寂しく重く、 明るい思い出は、人生を振り返った時に流れ星のようにその瞬間だけをキラキラと輝いて浮かび上がらせてて、それは宝物なんだな、と。 そういう迷い子たちと人生の所々に散りばめられた、小さな宝物に涙しました。 柳楽さん演じる修の、追い求める研究に想いを馳せて、机にいながら心がどこか遠くに行っていたり、思考の海に漂っているシーンがとても美しく、観ながら浸りました。 この美しさに修は夢中になったんだなとと。 ニコの音楽も、素晴らしかったです。 原爆、戦争という時代なのに、この世界に美しさを感じたのは、この映画で何か追体験を果たした、ということなのかと思います。 何度も繰り返し、この先も観ることになると思います。

  • hart

    5.0

    余韻

    科学者の目線でみる原爆開発 戦時下の人々の葛藤 いろんな方の葛藤が胸に響き、涙がでました。 キャスト皆さん素晴らしかった。 余韻が続く良作でした。

  • 垂水恵光

    4.0

    ネタバレ広島平和記念の日に価値ある公開

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ter********

    3.0

    主題を絞りきれなかった凡作

    残念ながら科学者のフィロソフィーを描きたかったのか、戦時中の青春群像を描きたかったのか、的を絞れずに散漫な印象になってしまった作品。台本を練る時間がなかったのだろうか?特に気になったのが三浦春馬演じる次男の苦悩が何なのか、観ている者には伝わって来ない。 髪の長い軍人や奇妙な京都弁、簡単に汽車に乗れる状況などつっこみどころも満載だが、何より科学者や学生達のドラマがありきたりで、掘り下げられていないのが作品の重さを軽くしてしまっている。時間経過もあやふやで緊張感が感じられない。 主題に対する食いつき方があまりにも薄いので、逆によく映画化のゴーサインが出たものだと驚いた。また、基本的な核分裂がなぜ大きなエネルギーを出すのかも説明不足。原爆の問題点は、物理的な破壊力だけではなく、放射線による生体への影響と、様々な放射性核種をばら撒いて残留することにもある。それを科学者がどう人道的に解釈したかは説明されないまま。 山本晋也のお爺さんは素晴らしかった。

  • 田中 徹

    3.0

    時期的にはあっていた。

    一年の中で原爆投下や終戦記念日のある夏の時期に戦争映画をする意義はあると考えます。この作品の中においても戦争の無意味さが謳われていたのがよかったと思いました。

  • rea********

    3.0

    知っておくべき話ではあるが

    原爆に関して日本では被害者の立場しか語られない。しかし一歩間違えば加害者になっていたかもしれない、という愚かしい事実を知っておかなければならない、と感じた。 映画に関しては、科学者が大量殺人兵器をつくらなければならない、という苦悩の描写があまり強くなかった。 毎年終戦の日近くになると、テレビでやる戦争の時代ドラマあるある、の域を出ていなく、少々眠かった。

  • 5.0

    ネタバレ観るべき物語

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • なつ

    4.0

    2021.09.01

    戦場へ息子を見送る母の気持ち、どんなに悲しいことか。 国のため? そんなこと心から思ってた人なんていたんだろうか? いや、この時代の方達は本当にお国のために死ねるのが幸せだと、思っていたのかもしれない。。 戦争が終わった未来のことを考えていた人達はどれくらいいたのだろうか? コロナも終わりが見えないが、終わりがきっと来るはず。希望が持てました。 昔の方々が居たから、いま私たちは生きている。感謝しかありません。 この時代を生きてくれていたみなさん、戦争の辛さは想像もできません。ありがとうございます。

  • ぶりー

    5.0

    表情で語られる細かな心情に涙

    観る側が想像力を掻き立てられて、戦時下を生きた人たちの心情を細かに感じることのできる作品。世代、性別、立場などによってきっと役の誰かと自分を重ね、平和について考えるきっかけになるのではないか。戦争はそんなに遠い日のことではないし、昨今の世界情勢を鑑みても無関心でいてはいけない。そして何より俳優が素晴らしい。表情で全てを語っている、伝わってくる。じーんとくるシーンが沢山。毎夏必ず観るべき映画になった。

  • shi********

    5.0

    良かった

    戦争って怖いなーと再確認出来ました。三浦春馬さんがカッコいい!精悍なイケメンでした。

  • akj********

    5.0

    ネタバレスクリーンで観て正解だった。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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