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DUNE/デューン 砂の惑星 (2020)

DUNE: PART ONE/DUNE

監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
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3.77 / 評価:1511件

砂の惑星超映像体験IMAXにて再鑑賞

  • ter0725 さん
  • 2021年10月17日 15時45分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

追伸。池袋グランドシネマサンシャインIMAXレーザー方式にて2回目のDUNE鑑賞。
いやこのIMAX確かに新鮮。
思わす感想を書きたくなったので。

前回鑑賞時のBESTIA方式と比べてもよりスケールアップ感がある上、斜め上を行く。確かにまさに今体験できる映像体験の頂点に違いないと実感。奥行きのある俯瞰風景や夢、迫力の人物全身像など、眼前に広がる縦に長い画面(25.8m×15.8m)はインパクトが強いシーンに多用されていて、強烈に感情を揺さぶられる。画面の切り替えも流れを損なわずとてもいい。
音響も最大級のIMAX対応システムで、Voiceを使うシーンではひざに振動が来た!
斬新な演出で、新世代の映像音響方式をフル以上に使いきっている。新しいもの好きにはたまらない。映画史に残る作品に立ち会えて大変貴重な経験ができた。
ヴィルヌーブ監督はすごい。

以下は前回投稿文。前に読んだ方は飛ばしてください。

学生時代原作読了、エコロジーをテーマにしたSFの先駆けだが何と言っても原作はおもしろい。

遠い未来、皇帝をはじめとする様々な勢力が権力闘争に明け暮れる星間帝国。超重要惑星アラキス別名DUNEで大陰謀に巻き込まれて味方と離散した主人公ポールが先住民と接触、覚醒していき、ついには。。。という重厚でスリリングな展開に当時はワクワクしたもの。
ふりかえれば随分昔の作品だが、小説のDUNE(最初の文庫4冊)は傑作だった。後半に至るまで全く無駄のない巧妙な世界設定で、ストーリーも巨大なサンドワームの存在が星間帝国支配のカギになっていたり、何世代にもわたる遺伝子操作で超人を作るとか、説得力抜群。多くのSF名作の中でも群を抜く。

デビッド・リンチが監督した84年版旧DUNEはリアルで観たが悪役やモンスターの造形に悪趣味なこだわりがあり、初見ではやや辟易するかも。また、リンチ監督に編集権がなかったために特に後半は端折りすぎて惜しい出来でもある。しかしテレビの3時間版も後に観たが(そちらでは複雑な砂の惑星世界の謎解きも深くなる)スケール感も十分。
配役も良く、女性陣は美女ぞろい、アトレイデス公爵家の戦士ガーニー・ハレックやダンカン・アイダホもかっこ良かった。音楽はTOTOが担当でとても素晴らしい。冒頭の砂丘シーンやエンドクレジットも美しく大好き(今回の音楽担当ジマーは真逆のアプローチ(笑))。数えればリンチ監督版、いいとこがいっぱいではないか。

さて、2021年版、映像の丁寧なつくりはさすがドゥ二・ビルヌーブ監督(テッド・チャンの難解な原作を見事に娯楽性を加味して映像化した「メッセージ」が筆者お気に入りだが、とにかく外れがない。「ボーダーライン」も衝撃的)
ほぼ完ぺきだと思う。無駄に長いとか言われているようだが、そんなことはない。くすぶった色彩の砂の惑星に没入。あっという間の2時間35分。まさに大スクリーンの映画館でなければ得られないまるでそこにいるかの様な映像体験。見終わった後の余韻もたっぷり。音楽は女性の声を多用しているそうだが極めて無機的で、単独で聞いたら騒音になる?かもしれないが映画館の映像には強力にマッチしている。家庭のテレビではどう鳴るのか想像がつかない。

主演のティモシー・シャラメはしり上がりに良くなり(かける)。何しろ本領を発揮するのは続編から。公爵レト役のオスカー・アイザックは惑星カラダンを統率していた人格者を貫禄十分に演じ、昼間でもお会いしたくない恐ろしい風貌(特殊メイク)のステラン・スカルスガルド演じるハルコンネン男爵と好対照。

さて、テクノロジーについて感じたこと。大活躍の羽ばたき飛行機オーニソプターが超未来にしては技術がちょっとローテクな感じ。視覚的にはすごい見せ場を作っているのだが、このあたり、本作の長所でもあり、短所でもある。何しろ原作が古典こてんに古いので、数十年たった今ではあちこちバランスの悪さを感じる。着ているコスチュームも大時代な宮廷劇や84年版旧作を彷彿させる。
脚色も原作に忠実。ストーリーは後世あちこちに影響を及ぼしているので既視感が付きまとう。重ねて言うが映像は凄いのだが。
有名作ほど映画化はタイムラグがない方がいいのだろう。

原作など置いておき、予備知識がないままの方が楽しめるだろう。サンドワームにはまだまだ謎がいっぱいだし。続編で補完されていく運命はドラマチック。それだけに悪の大勢力に対してどう逆転していくかが楽しみに。

久々のスペクタクル超大作。マーベル物に動体視力がついていけない人にも超おすすめ。続編も観よう。とにかく話はこれからだし。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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