lun
3.0点
複数の事件を時系列入り乱れて描写するところは呪怨感ある。このあたり、きちんと原作をリスペクトして作られてる感じ。 本家呪怨だとじわっと湿気った日本的な恐怖と幽霊をガンガン見せる即物性がうまい具合に融合してた。本作はどちらかというと脅かし優先で、ハリウッドのホラーって感じが強い。 呪怨のハリウッドリメイクのさらにリブート作だから、どうしても本家の色は薄れてくのかもね。 それに本家日本だって面白かったのはせいぜい呪怨2まででどんどん劣化し、最期には伽椰子と貞子が戦うというZ級モンスタームービーに堕落したし。 その日本の駄作群と比べたら、こっちのがかなり面白いよ。まあ星3はある。2回見ると初回わからなかった部分もいろいろわかってさらに面白いし。 エンディングの家長回し無音もなかなか不気味でいい。この家に呪いが移った、つまり次回作はここが舞台だと言ってるわけで。 個人的には、自殺幇助のおばさまがかわいそうだったわ。職業から想像するよりずっといい人だったのに。なんとか彼女だけは助けてやりたかったけどなー。愛犬が彼女の呪いを引き取って代わりに亡くなるとかで。ここは後味悪かった。 呪怨シリーズ(ハリウッドリメイクのグラッジシリーズ込み)で一番おもしろいのは、ビデオ版の呪怨1だな。これは今でもお薦めだよー。
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