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シカゴ7裁判 (2020)

THE TRIAL OF THE CHICAGO 7

監督
アーロン・ソーキン
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4.16 / 評価:106件

命を脅かすものに対してただ反対しただけ

  • yab***** さん
  • 2020年10月29日 9時11分
  • 閲覧数 255
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦争に反対して民衆は決起し、警官は出動する。
 決起して団結することが時として暴力とみなされ、警官の暴力は正当防衛とみなされる。
 68年のアメリカもいまのアメリカも民衆と警官の間に血が流れ、人が死ぬ。
 そこに民主主義はあるのか、50年経っても同じ問いかけ。
 何が正しい判断なのかわからなくなる。
 正義はどこにいるのか見当がつかなくなる。
 公正なはずの裁判の場においても、公正な判断がなされる場なのか疑心暗鬼になる。

 真実の捉え方が各々違うと言ってしまえば簡単だ。
 真実という大上段から降りて、事実という目線に移せば、事は簡単だ。
 ひとつにはベトナム戦争で多くの人々が血を流し死んだという事実。
 ひとつには反戦を唱えれば、官憲と衝突し、血が流れるという事実。
 その結果、命が粗末にされるということ。
 命を脅かすものに対してただ反対しただけ。それは人として当然の行為。そして権利。
 そう考えると、本作に対するモヤモヤした感情は憑き物がとれたように払しょくされる。
 法廷で反戦を訴える被告人の若者が、ベトナム戦争で死んだ人々の名前を一人一人読み上げること。
 ラストシーンの意味するところが、はっきりと理解できる。

「ひとつのいのちは、ひとつのいのちだけで生きていけるものでない。ひとつのいのちを無数のいのちがとりまいてる」
 灰谷健次郎の言葉を本作の勇士たちに捧げたい。

詳細評価

物語
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