2021年11月27日公開

水俣曼荼羅

3722021年11月27日公開
水俣曼荼羅
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

裁判で否定され、「脳の中枢神経説」が採用される(『第1部 病像論を糾す』)。小児性水俣病患者である生駒さん夫婦は、長い間、差別に苦しんできた。一方、90歳を超える川上さんもまた、権力と闘い続けてきた(『第2部 時の体積』)。許すということ、旗に書かれた「怨」の文字、そして作家・石牟礼道子さんと「悶え神」について問う(『第3部 悶え神』)。

シネマトゥデイ(外部リンク)

予告編・動画

作品レビュー(6件)

悲しい21.1%笑える21.1%泣ける15.8%知的15.8%勇敢5.3%

  • shu********

    5.0

    コロナワクチンも同じようになる。

    水俣チッソメチル水銀被害は今も終わっていない。 福島第二原発放射能被害も終わっていない。 コロナワクチン被害も数年後に大問題になるだろう。 国の姿勢が全く変わらないから。 国民を守るつもりは微塵もない。 原監督にコロナワクチンについて追いかけて頂きたい。 でも、人ごとでない以上我々一人一人が真実を自ら知って 闘う姿勢を持たなくてはならない。

  • nar********

    4.0

    悶(もだ)える人々

    三部構成で6時間強の上映時間は長く感じなかった。 この映画は今も続く水俣病の深刻な被害を扱ったドキュメンタリーだが、時にはコメディー要素もあり、時には病気の真相を解き明かしていくスリリングなミステリーでもあり、または味わいのあるキャラクターが織りなすヒューマンドラマでもある、まさにエンターティメントとして楽しめた。 登場人物のキャラクターそれぞれがしっかり描かれていてまさに曼荼羅の様な色鮮やかな群像劇だった。ただ、被害者側の支援者達が怒りの感情を前面に交渉して相手に土下座を求めるようなシーンを観て、怒りだけで物事を進展させる事の問題と限界を感じた。また、この映画は国家権力を明確な敵として配置しているので役人は完全に悪者として存在しているが、ひたすら謝り続ける担当者も人間であり、それぞれの思いがあるはずなのでそちら側の視点も入っていたら、より鮮やかな曼荼羅になったと思う。

  • isa********

    5.0

    水俣ではタブーな話?

    今56歳。大学3年の時、池袋のシアターで土本典昭監督の水俣病3部作を観てショックを受け、2日後に水俣に行き駅前の旅館に泊りました。旅館の女将が患者さんのことを悪く言っていたのを思い出しながらの6時間でした。ありがとうございます。

  • ter********

    5.0

    日本人全員が観るべき作品

    皆さんが言うようにあっという間の6時間だった。水俣病の歴史と闘いが理解できるだけではなく、その患者のプライバシーにまで深く入り込み、そのキャラクターを観客の前にさらけ出さしてしまう。しかも嫌味がなくユーモアまで交えるのだから、監督の才能には驚くばかりだ。ミナマタがまるでディズニーランドに再現されたようなアートフィシャルな作品だったのに反して、熊本にしっかり息づいたライブの水俣を実感できる。 しかし如何になんと国と熊本県の汚さか。水俣病は未だ解決していないばかりか、わずかな解決金で幕引きを強要する非人道さ。これは水俣病だけではなく、日本全国どこでも起こっている不条理さであろう。改めて役人は、マトモな常識や感性をもっていては務まらない職業だと再認識した。

  • ysn********

    5.0

    本質にせまる

    6時間で一本4千円。どうせ自分とあと2、3人だと思っていたが、さすが原一男作品。満席だったことにかなり驚いた。 二名の医学者の活動を追いながら、水俣病の歴史・全体像が語られていく。 「末端神経の異常と思われていた水俣病が、実は脳がおかされたことによる感覚の麻痺が病気の根源であった」こういった発見によって、医学界での水俣病の位置づけが変わっていき裁判にも影響を及ぼすことになる。新聞の裁判記事だけでは分からない、新たな真実が次々と明らかになっていく展開は非常に迫力があった。 それにしても、医学界で異端児扱いされながら病気の根幹へと迫ろうとする浴野と二宮。この両名の活動には頭が下がる。この2人がいなかったら、もし原一男がいなかったら、自分は水俣病の実体を知らない日本人のままだったかと思うとちょっと怖くなった。 気になったのは”ニセ患者”という言葉だ。言語障害や体の震えなど、病状がはっきりと外部から見てわかる人ばかりではない。手足のしびれだけの症状の方は、他人から見ても病気にかかってるかどうか分からない。自覚症状のみだとニセ患者として不当に扱われることも多かった。 この自覚症状のみ、というのが水俣病のポイントだ。”他人が見ても分かりづらい”という特徴を、補償を出来る限り抑えたい国側につけ込まれたと思えてならない。 今や、パワハラ・セクハラ・モラハラなど大盛況だ。 人々は穏やかで健全な生活が侵害されることを絶対に許さない。「なぜ私がこなんな不快な思いをしなければならないのか」とすぐさま声を上げ、世間も当事者を徹底的に糾弾する。中には、そこまで言ったら何も出来なくちゃうだろう、と唖然とするような内容もある。とてもじゃないが、同じ世界で起こってることとは思えない。鑑賞後、少なからず混乱してしまった。 ドキュメンタリーは時代を切り取ることが、ひとつの役割だ。だが、原監督がカメラでとらえたのは単なる”時代”ではない。 日本という国の側面、問題を解決せずに先送りにしてしまう特性。 日本人の誰もが気づいているのに目を背けてしまったがために、悪化して修復不可能な膿みになってしまった部分を見事に削りとってみせた。

スタッフ・キャスト

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監督

基本情報


タイトル
水俣曼荼羅

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日