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魔女がいっぱい (2020)

THE WITCHES

監督
ロバート・ゼメキス
  • みたいムービー 249
  • みたログ 666

3.19 / 評価:517件

ファンタジーの中でファンタジーを否定する

  • vpl***** さん
  • 2021年1月27日 19時40分
  • 閲覧数 373
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

両親を事故で失った少年が、魔女との対決を経て大切な仲間の存在に気づき、信念を持って人生を謳歌する話です。
が、一番の主人公はおばあちゃんかなぁ、とも感じました。幼い頃に、隣家の友人が魔女の魔法で鶏に変身させられたのを目撃したおばあちゃん。薬草などを勉強したのか、もともと不思議な血の家系なのかはわかりませんが、自身も不思議な力を身につけ、魔女の魔法を解くための方法を、自宅の秘密の部屋で、おそらく探し続けたのだと思います。でも結局は、魔法でネズミに変身させられた孫を、最後まで直してあげることができなかった。自分の才能の限界を、孫は穏やかに受け入れ、彼はネズミのまま人生を送ります。
両親を亡くした孫に、「神が与えた不運を受け入れ、生きていくしかない」と諭した言葉を、おばあちゃん自身も噛みしめ、お互いに許し合う存在になっていたのだと思います。

祖母から孫に伝わった信念があるように、二人の魔女討伐の決意は、多くの子ども達に伝えられていきます。
魔女と神の大きな違いは、『魔女はもともと人間だった』ということかなぁ、と思います。若くオシャレな外見を保ち、金にがめつく、横柄でヒステリックで、頭が悪く執念深い魔女たち。そんな人間に、『うるさい、嫌い』なんて理由で人生を変えられないように、子ども達を奮い立たせている様子は、当時の政治的なメタファーがあるのかもしれませんが、欧米の歴史を知らない私には残念ながら読み解くことができませんでした。やはり映画を楽しむには、歴史の勉強が不可欠ですね…。時間があれば原作を読んで当時の時代背景を知り、なぜロバートゼメキスは、今、この映画を作ったのか、なども考察してみたいです。

物語の終盤には、少年とともにネズミに変えられてしまった2人の子ども(ネズミ)の姿がありません。おそらく先に死んでしまったか、病気になって戦いに参加できないのでしょう。2人の存在についても、時間があったらもっと考えてみたいです。

主人公は完全に祖母と孫だと思うのですが、主題に魔女を置いたのは何か意図があるのででょうか?今のところ、アンハサウェイの奇抜さは集客のためとしか考えられないのですが…。
原作やロバートゼメキス作品に詳しい方の考察を拝見したいです。

詳細評価

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