ここから本文です

魔女がいっぱい (2020)

THE WITCHES

監督
ロバート・ゼメキス
  • みたいムービー 248
  • みたログ 660

3.19 / 評価:514件

ハッピーエンドではないが、グッドエンド

  • haltatomiru さん
  • 2021年4月2日 22時31分
  • 閲覧数 425
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作を読んだのは30年ほど前だが、今でもよく覚えている。日本の児童文学にはない、「軽快な残酷さ」にハラハラドキドキしながら何度も何度も読み返した記憶がある。


他の方のレビューを読むと、どうも展開の物足りなさや、都合良く不自然なやり取りに違和感を覚える方が多いように見受ける。それもそうだろう、演出が現代風にアレンジされているだけで、かなり原作に近い展開なので、「映像技術は最新なのに、物語が幼稚」という違和感はあって当然。それを前提に観なければ大人の鑑賞には耐え難いと思われる。


また賛否あるエンドだが、原作を知らずに観ていた方は、なんとなく「大魔女が死ねば、彼女が作った薬の呪いは解けてネズミになった子供は元に戻るだろう」くらいに思っていたであろう。

だが戻らないのである。

そう、そしてそれこそが、最後に読んでから30年も経つ本作を忘れられない理由の一つなのだ。子供心に「物語とはいえ、世の中そんなに都合良くはいかないんだなぁ…」などと考えさせられたのを覚えている。簡単に人間に戻れるならネズミにされた他の魔女も元に戻ってしまうし、何より主人公がネズミになってしまった事を悲観していないから良いか…と自分を納得させた。日本の児童文学は勧善懲悪・ハッピーエンドが当たり前だが、海外はシビア(当時はこんな言葉知らなかったが)だなぁと感じたものだ。


映画自体に関して言うと、原作のイメージとは全く異なるキャスティングでがっかりした。黒人は好きだが、はっきり言ってこの作品の世界観に黒人のノリは合わない。両親を失った主人公を慰める序盤の歌や、ラストシーンのカラフルポップな雰囲気も内容に不釣り合いでぶち壊しだ。何億ドルかけて作った映画かは分からないが、印象的な原作には遠く及ばない。映画ファンにも原作ファンにもウケない半端な仕上がりとなってしまった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ