あらすじ・解説
子供のころミス・フランスになることを夢見ていたアレックス(アレクサンドル・ウェター)は、両親を事故で亡くして以降、苦悩の日々を送っていた。ある日、偶然再会した幼なじみが自身の夢をかなえたことを知り、アレックスは忘れかけていた自分の夢を実現すべくミスコンテスト出場を決意する。下宿の家主ヨランダ(イザベル・ナンティ)や個性豊かな下宿人たちに支えられ、アレックスは男性であることを隠したまま厳しい審査を勝ち進んでいく。
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作品レビュー(20件)
- 一人旅
5.0点
ルーベン・アウヴェス監督作。 本物の「ミス・フランス実行委員会」と業務提携して制作された異色のミスコン映画で、フランスで人気のジェンダーレスモデル:アレクサンドル・ヴェテールがミス・フランスに憧れる青年を好演します。 パリの場末のボクシングジムで手伝いをしている24歳のトランスジェンダーの青年:アレックスが、ある日久しぶりに再会した幼馴染が夢を叶えていたことをきっかけに、幼い頃に自身が抱いていた“ミス・フランスになる”という無謀な夢を実現すべく女装をしてミス・コンテストに挑戦してゆく様子を描いた“LGBT+ミスコン奮闘譚”で、ホリー・ハンター主演『ミス・ファイヤークラッカー』(89)のようにミスコンに挑む主人公の奮闘を描いたものですが、本作は肉体的には男性である青年が性別を偽ってミスコンに挑戦するというシチュエーションが異彩を放っています。 少年時代からの夢だったミスコンへの挑戦を決意した中性的な青年の葛藤と奮闘を、彼が暮らすアパートの女家主やドラァグクイーンら人種も異なる気のいい住民たちとの友情やライバル候補者との対立と絆の形成を軸に軽快に描いた作品で、男性でありながら他の候補者を圧倒する美貌で全仏注目のミスコンステージに立つ青年の勇姿に胸が熱くなります。また、“女性らしさ”を競い合うミスコンの趣旨そのものが、女性の性を抑圧するものに相違ないという事実を暗に提示した上で、女性らしさではなく“自分らしさ”の解放を決断する青年の勇気が爽やかな感動と余韻を残してくれます。 主演のアレクサンドル・ヴェテールの男性らしからぬ美貌がひと際輝きを放っていますし、イザベル・ナンティ、ティボール・ド・モンタレンベール、ステフィ・セルマ、パスカル・アルビロら脇を固めるフランス人俳優も役柄に合わせて個性的な演技を披露しています。
- 鳴海 映
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - aki********
4.0点
短く感じた映画、 それだけ惹き込まれたことの表れ、 記憶に残る主人公のセリフ、 「男でも女でもない私は、誰と恋をすればいいの?」 じんわりと沁みた。
- rdz********
3.0点
モデルは、凄いですが、青年まで、どうやって、成長したか?分からない!小さい頃、両親が亡くなったから、どうやって、180cmの背を伸びるか?どうやって、美形をするか?分からない!青年まで、成長するのは、厳しすぎる!?口ケンカと、ストレスと、言葉の流れ、言葉の成長は、どうやって育てるか?不思議です!?その成長を習って貰いたいです!?
- min********
2.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。
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