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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021
2022年3月4日公開

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021

1082022年3月4日公開

jan********

3.0

ただジェンダー論的にはほぼ0点

旧作未見のまま、新版を視聴。 Covid-19蔓延で公開が延期されたとのことだが、 その結果のウクライナ危機下での公開。 ほろり。どうしても涙がこぼれる。 そして、東欧革命チックな表現に、旧作をどうしても見たくなる。 「もとから、こんな演出だったの?」 で、旧作を視聴。そして、「やはり」な東欧革命的表現→新演出@新作。 「エンタメとしても文学としても良かったんじゃないかな、この演出は」。 脚本・演出陣に拍手。 ちなみに、旧作は1985年公開。 ジョージ・オーウェル『1984』へのオマージュ感満載も、 東欧革命前のこの時期に、 「その後」をまるで予想したかのようなこの作品に、ただ感嘆。 そして、当時、今日より「子ども向け」的作品であったであろうドラえもんに、 このテーマをぶつけてくるところも。本当、「藤子・F先生すげぇ」。  ◆ ただ、単なる新版と旧作の比較という意味では、 私は、新版(リメイク版)の方が好き。 でも、ジェンダー的視点から見ればほぼ 0点。 「彼女の操縦」をめぐって、40年前のジェンダー観のままのセリフを、 とくにスネ夫に、吐かせなくてもよかったのでは? 今回の脚本・演出陣なら、もっといい演出ができたはず。 とくに、新キャラクター「ピイナ」を登場させることなどによって、 旧作に出てくるいろんなストーリー的「???」な部分を、 本当に上手く解消していただけに本当に残念。 2020年代の今日に、あの脚本・演出を止める人は、誰かいなかったのだろうか。

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